これから開催

細川家の茶道具 ―千利休と細川三斎―

重要美術品「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」
南宋~元時代(13~ 14世紀)
永青文庫蔵

「瓢花入 銘 顔回」千利休作、桃山時代(16世紀)
永青文庫蔵

「茶杓 銘 けつりそこなひ」細川三斎作、桃山~江戸時代(16~17世紀)
永青文庫蔵

「黄天目 珠光天目」元~明時代(14~15世紀)
永青文庫蔵

侘茶の大成者・千利休(1522~1591)は多くの武将と交流し、茶の湯を指南しました。細川家とも関わりが深く、初代藤孝(幽斎、1534~1610)より親交を結び、「利休七哲」の一人に数えられる2代忠興(三斎、1563~1645)は、高弟として利休の侘茶を継承しました。以降、細川家では茶の湯が嗜まれ、永青文庫には大名家伝来の様々な茶道具が所蔵されています。

本展では、千利休が所持していた「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」や「瓢花入 銘 顔回」をはじめ、利休と細川三斎ゆかりの名品を中心に、細川家に伝わる茶道具の数々を展覧。近現代の細川家四代(16代護立、17代護貞、当代護熙、護光)が手掛けた茶碗なども紹介し、代々受け継がれてきた茶の美意識に迫ります。また茶道具に関連する資料とともに、2021年に発見された武将茶人・古田織部(1544~1615)が細川忠興に宛てた貴重な手紙を初公開します。

さらに、2023年は細川家にゆかりの深い沢庵宗彭(1573~1645)の生誕450年にあたることから、沢庵の墨蹟を特別に展示します。

Event Information

展覧会名
細川家の茶道具 ―千利休と細川三斎―
開催期間
2023年5月20日~7月17日
開館時間
10:00~16:30
※入館は16:00まで
休館日
月曜日 ※ただし、7月17日は開館
入館料

一 般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料

公式サイト
https://www.eiseibunko.com/
お問い合わせ

03-3941-0850

Venue Information