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古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-
「あを」とは主に青、緑、藍など広い範囲の色を指す古語。江戸時代に作られた伊万里焼(いまりやき)の「あを」の装飾には、青緑色の青磁(せいじ)釉、藍色の瑠璃(るり)釉などの色釉、青や緑の上絵具、白い素地に青色の文様を施す染付(そめつけ)の呉須(ごす)絵具などが挙げられます。特に、染付の青色の技法は、草創期にあたる17世紀前期から技術を研鑽し続け、江戸時代が終わるまでの約250年を通じて豊かな表現がみられます。絵具の精製技術の向上や当時の需要者層の流行に則った色調の変化が見られることから、染付の青色はその時代を映す鏡ともいえるでしょう。
今展では染付の青色を中心に瑠璃釉の藍や青磁釉の青緑、上絵具の青や緑といった「あを」の変遷をご紹介いたします。時の流行や技術の発達とともに変化する古伊万里の「あを」をご堪能ください。
Event Information
- 展覧会名
- 古伊万里の「あを」-染付・瑠璃・青磁-
- 開催期間
- 2023年7月7日~9月24日 終了しました
- 開館時間
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10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)
※金曜、土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
- 休館日
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月曜日, 火曜日 ※7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)は開館
- 入館料
一般1,200円/高大生500円
※中学生以下は入館料無料。
※上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 戸栗美術館