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~近代日本創生の源流を学ぶ~ 若き渋沢栄一 欧州を巡る

航西日記 巻之一 表紙 渋沢栄一 杉浦謙 明治4年(1871)

写真 慶応遣欧使節団一行 慶応3年(1867) 「龍門雑誌 第522号」より

東京開華名所図絵之内 海運橋第一国立銀行 歌川広重(三代)年不明

8月、9月 コラボ料理教室のメニュー(イメージ)

今年7月に新しいお札の顔となる渋沢栄一は、「近代日本をつくった男」「日本資本主義の父」とも呼ばれる人物ですが、その原点には、慶応3年(1867)に27歳の若さで随行した、将軍名代の徳川昭武公のパリ万博使節団での欧州歴訪体験がありました。

渋沢栄一は、欧洲で、ガス、上下水道、鉄道をはじめとする社会インフラへの知見や、寄付による福祉システムの運営、軍人と商人の対等な関係など、身分や立場を越えた関係のあり方も学んでいます。経済人としてだけなく、福祉や教育など、栄一が生涯を掛けて尽力した公益のための取り組みにも影響を与えていると考えられます。

今展示会は、第一部を企画展として、使節団の一員であった杉浦譲と渋沢栄一の欧州見聞記「航西(こうせい)日記」を中心に、徳川昭武公の欧州滞在中の日記や、上司の栗本鋤雲(じょうん)による「暁窓追録(ぎょうそうついろく)」などの資料から、渋沢栄一らの欧州歴訪の軌跡をたどります。

第二部は、若き日にパリで感動を抱いた近代都市インフラの「ガス事業」を、市民のための公益事業として日本で実践した歴史、「渋沢栄一とガス事業 ~公益追及実践の軌跡~」(常設展示)をご覧いただけます。

また、本企画展との連動企画として、栄一たちが訪れた時代の欧州料理を現代風にアレンジした特別料理教室を、8月・9月に東京ガス料理教室で開催します。

若き渋沢栄一の欧州見聞を身近に感じていただきながら、食文化の歴史に触れられる貴重な機会です。

詳しくは、東京ガス料理教室ホームページをご参照ください。
※8月の教室は7月1日(月)より募集開始します。

Event Information

展覧会名
~近代日本創生の源流を学ぶ~ 若き渋沢栄一 欧州を巡る
開催期間
2024年6月29日~9月23日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
休館日
月曜日 (ただし、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日
公式サイト
https://www.gasmuseum.jp/
お問い合わせ

042-342-1715