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「両大戦間のモダニズム:1918-1939 煌めきと戸惑いの時代」展

エドゥアール・アルーズ《使者》1925年刊、ポショワール、町田市立国際版画美術館蔵

フェリックス・ヴァロットン《ラ・ペピニエールのポスター》1893年、リトグラフ、町田市立国際版画美術館蔵

竹久夢二『婦人グラフ』より、1924刊、平版印刷、木版、町田市立国際版画美術館蔵

ウラジーミル・アフメーチエフ『夏』より、1931年、平版印刷、町田市立国際版画美術館蔵

フェルナン・レジェ『サーカス』1950年刊、リトグラフ、町田市立国際版画美術館蔵

1920年代のフランスとアメリカは、第一次世界大戦後の好景気に沸き「狂騒の時代」と呼ばれる華やかな時代を迎えました。自動車や飛行機といった工業的なモティーフ、サーカスやキャバレーの喧騒、最新のファッションを身にまとうモダンガールなどからインスピレーションを得たアーティストたちの作品は、現代への賛美ともいえるものでした。

一方でこの時代にはドイツを中心に、戦争の惨禍を深く刻み込んだ作品や、享楽的な世相への皮肉、あるいは近代化に対する不安感を表現した作品も生まれました。事実、世界恐慌やファシズムの台頭によって平和な時代は10年ほどで終焉を迎え、1939年の第二次世界大戦勃発によってアートシーンは大きく揺さぶられることとなります。

本展覧会では、ふたつの世界大戦の狭間にあたる約20年間に焦点を当て、モダニズムの時代を版画に表したアーティストたちの作品約230点を展示します。パリのファッション雑誌を彩った色彩豊かなポショワール(ステンシル)、市井の人々の生活を描き出したドイツの版画集、シュルレアリストの実験的な銅版画など、社会の変革期につくられた作品は100年後を生きる私たちに何を問いかけてくるでしょうか。

Event Information

展覧会名
「両大戦間のモダニズム:1918-1939 煌めきと戸惑いの時代」展
開催期間
2024年9月14日~12月1日
開館時間
10:00~17:00
※土・日・祝日:10:00~17:30
※入場は閉館30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)

9月17日、9月24日、10月15日、11月5日は休館
入館料

一般 800(600)円 大・高生 400(300)円 中学生以下は無料
※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
※初日9月14日(土)は入場無料
※文化の日11月3日(日)は入場無料
※会期中の第4水曜日のシルバーデー(9月25日、10月23日、11月27日)は65歳以上の方の入場無料
※リピーター割引、ウェブクーポン割引ほか各種割引を実施(※詳細は町田市立国際版画美術館のWebサイトに掲載予定)

公式サイト
https://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2024-561
お問い合わせ

042-726-2771

Venue Information

会場
町田市立国際版画美術館
主催
町田市立国際版画美術館