これから開催

リニューアルオープン記念展

学習院コレクション「華族文化 美の玉手箱」芸術と伝統文化のパトロネージュ

ローブ・モンタント(上皇后陛下所用) 絹 平成時代
上皇后陛下より学習院へ下賜
展示期間:2025年3月14日〜3月22日

蘇芳地雲立涌地文蝶牡丹上文二陪織物袿(山階芳麿夫人寿賀子所用) 絹 大正〜昭和戦前期
展示期間:2025年4月15日〜5月1日

色絵金彩鳳凰文煎茶碗皿(部分) 幹山伝七 磁製 明治5〜20(1872~1887)年
有栖川宮家より男爵西紳六郎へ下賜

菊花紋菊枝蒔絵手箱 木製漆塗 明治38〜39(1905~06)年
明治天皇より伯爵寺内正毅へ下賜
展示期間:2025年4月15日〜5月17日

古来より、芸術の創作と発展には王侯貴族らをはじめ、それぞれの時代に活躍をした人々が重要な役割を担ってきました。豊富な知識と高い美意識を持った彼らは、優れた芸術作品を収集し、才気溢れる芸術家を見出して、その能力が発揮できるよう惜しみなく援助しました。現在世界有数といわれる各国の博物館コレクションは、こうした人々の芸術への関心と愛好により築かれたものが数多く含まれています。芸術の発展は、彼らによる芸術作品の保護と、芸術家への支援「パトロネージュ」なしには語れません。

わが国もまた、天皇家をはじめとする多くの「パトロン」により、独自の文化や芸術が育まれ、これまで連綿と受け継がれてきました。彼らは伝統儀礼を重んじつつ、日常生活においては歌や文学、書画といった芸術を好み、優れた芸術作品の誕生に大いに貢献しました。わが国の芸術、伝統文化も天皇家をはじめ、国家を支えた人々などのパトロネージュにより発展を遂げてきたのです。

霞会館記念学習院ミュージアムには、天皇家、皇族、華族の学び舎であった学習院ゆかりの史・資料、美術作品など約25万点が収蔵されています。本展ではそのコレクションの中から、芸術と伝統文化のパトロネージュをテーマに6つのコーナーを設け、絵画、工芸品、古文書、文学資料など約100件を展覧いたします。

Event Information

展覧会名
リニューアルオープン記念展
学習院コレクション「華族文化 美の玉手箱」芸術と伝統文化のパトロネージュ
開催期間
2025年3月14日~5月17日
開館時間
10:00~17:00
(最終入館時間 16:30)
休館日
日曜日, 祝日
※4月14日[月](ただし3月20日[木・祝]・4月13日[日]・4月27日[日]は開館)
入館料

無料

公式サイト
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/

Venue Information

会場
霞会館記念学習院ミュージアム
主催
霞会館記念学習院ミュージアム