手塚治虫 ブラック・ジャック展/そごう美術館

マンガ『ブラック・ジャック』過去最大規模の展覧会が横浜で開催中【そごう美術館】

2025年1月20日

©Tezuka Productions

日本を代表するマンガ家である手塚治虫の不朽の名作『ブラック・ジャック』の魅力を余すことなく紹介する展覧会が、そごう美術館(横浜)で開催中です。

本展では、医療マンガの金字塔である『ブラック・ジャック』の500点以上の生原稿を展示し、世界的に評価されている本作と手塚治虫のマンガにかける情熱と執念を紹介します。

©Tezuka Productions

東京シティビューを皮切りに、長野、名古屋、京都、長崎と全国巡回中の「手塚治虫 ブラック・ジャック展」。

本記事では、そごう美術館の展示のようすを紹介します。

東京展のようす▼

500点以上の生原稿から『ブラック・ジャック』の物語をふり返る

©Tezuka Productions

『ブラック・ジャック』は、1973年から1983年に、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載されていたマンガです。

人間の病苦や生死についてのドラマが、ほぼ毎週1話完結で描かれた作品で、全部で243話あります。

本展では、『ブラック・ジャック』の物語が網羅できるように展示。物語を知らない人でも楽しめる内容になっています。

©Tezuka Productions

手塚治虫と医療の関係とは?

作品に登場する治療法や病気に関しては創作も多いと、のちに手塚治虫自身が書いていますが、臓器や手術法の描写はもちろん、患者に対する接し方や生命に対する哲学的なまなざしなどは、いまなお現役医師にもリスペクトされています。

(右)手塚治虫の医師免許証(複製)1953年

実は、手塚治虫は医学博士であり、医師の免許を持っていました。

「自分がもし医者になるならこんな医者になってみたい」という理想の姿を描いたのが、この『ブラック・ジャック』なのだそう。

本展では、生原稿のほかに資料も展示されています。『ブラック・ジャック』が、確かな知識から描かれた作品であることがわかりますね。

(手前)手塚治虫の医学ノート 年代不詳

横浜展限定!
コラボレーションメニューも

会場のそごう美術館は、そごう横浜店6階にあります。
本展会期中、そごう横浜店の10階のレストラン「ダイニングパーク横浜」イー・エー・グランにて、コラボレーションメニューも販売されます。

主人公のブラック・ジャックとヒロイン・ピノコをイメージしたメニューです。

いずれも、各日で販売数に限りがあります。詳しくは、店頭で係員にご確認ください。

会場最後には、本展オリジナルグッズを販売する特設ミュージアムショップもあります。

展示室は一度出てしまうと再入場できないので、ご注意ください!

展覧会オリジナルグッズでおすすめは、「ピノコアッチョンブリケ スクイーズボール」です。

思わずプニプニしたくなる、柔らかくてモチモチした素材で作られていますよ。

いまもなお、多くの人を魅了する医療マンガの金字塔『ブラック・ジャック』の作品世界を紹介する本展。

会場はJR横浜駅東口から徒歩5分と、立地も最高。横浜へ遊びに行った際はふらりと寄ってみてはいかがでしょうか。

Exhibition Information

展覧会名
手塚治虫 ブラック・ジャック展
開催期間
2025年1月16日~2月25日
会場
そごう美術館
公式サイト
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
注意事項

*ご入館前にそごう美術館ホームページおよび会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
*展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
*最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。
*館内では係員の指示に従っていただきますようお願いいたします。
*入館者が一定数を超えた場合には、入場制限を行います。(入場制限時、会場付近にはお待ちいただく場所はございません)