これから開催

開館30周年記念展 前期

「写真の冒険 前衛から未来へ」

アルヴィン・ラングドン・コバーン(アメリカ、1882-1966)
《マリウス・デ・ザヤスのヴォートグラフ》1912年頃

ヴィクトル・コーエン(ギリシャ、1967-)
《若さを奪われた者たちの肖像(「務めと遊び」シリーズより)》1999
Ⓒ Viktor Koen

内藤正敏(日本、1938-)
《トキドロレン》1962-63
Ⓒ Masatoshi Naito

小原一真(日本、1985-)
《Exposure》2015
Ⓒ Kazuma Obara

ミハエラ・スプルナー(チェコ、1981-)
《Carnival》2010
Ⓒ Michaela Spurna

1995年の開館記念展では、若い写真家たちを刺激し、激励することを目的に日本の戦後を代表する写真家「25人の20代の写真」展からはじまりました。

30周年記念展ではそのオマージュの意味もこめて、1万点以上に及ぶKMoPAコレクションのなかから「25人のU35(35歳以下)の写真」を新たな視点で厳選し、写真の原点、そしてKMoPAの原点を見直す展覧会を2会期に分けて開催します。

前期では写真という新しい技術や視覚を用いた「冒険」。
後期(7-10月開催)では写真がそもそも発明されるきっかけともなった「肖像」をテーマにします。

写真は人間の視覚や思考を刷新する可能性を秘めています。本展では世界初の抽象写真(アルヴィン・ラングドン・コバーン「ヴォートグラフ」)から、シュルレアリスム(クラレンス・ジョン・ラフリンほか)、SF写真(内藤正敏)、コラージュ(ヴィクトル・コーエンほか)、多重露光(北野謙ほか)、チェルノブイリ事故で放射線に被爆したフィルムで撮影された写真(小原一真)まで、写真の発明当初から行われてきたさまざまな実験的な作品を紹介します。

若さあふれる写真家たちの果敢なチャレンジの軌跡をご覧ください。

Event Information

展覧会名
開館30周年記念展 前期
「写真の冒険 前衛から未来へ」
開催期間
2025年3月20日~6月15日
開館時間
10:00~17:00
(入場は16:30まで)
休館日
火曜日 ※4月29日、5月6日は開館
入館料

一般800円(600円)、大学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※家族割引1,200円(2~6名まで)

公式サイト
https://www.kmopa.com/
お問い合わせ

0551-48-5599

Venue Information

会場
清里フォトアートミュージアム
主催
清里フォトアートミュージアム委員会