これから開催

開館30周年記念展 後期

「写真と肖像 顔から風景へ」

山元彩香
《Untitled / Nous n'irons plus au bois》2013年
© Ayaka Yamamoto

田代一倫
《はまゆりの頃に #8》2011年
© Kazutomo Tashiro

ハンネ・ファン・デル・ワウデ
《MC1R (Natural red hair) - Monica》2007年
© Hanne van der Woude

アダム・パンチュク
《カルチェビー》2008年
© Adam Panczuk

植田正治
《少女たち》1945年
© Shoji Ueda / Shoji Ueda Office

清里フォトアートミュージアム(KMoPA)は、今年で30周年を迎えます。

開館記念展は、若い写真家たちを刺激し、激励することを目的とした「25人の20 代の写真」展からはじまりました。30周年記念展ではそのオマージュの意味もこめて、1万点以上に及ぶKMoPA コレクションのなかから「25人のU35(35歳以下)の写真」を新たな視点で厳選し、写真の原点、そしてKMoPAの原点を見直す展覧会を、二期に分けて開催します。

前期の「冒険」に続く本展では「肖像」がテーマです。肖像には長い歴史があります。まだ写真が発明されてなかった頃の肖像画は、生きた証、理想像、権力の誇示など、時代背景や目的に応じて描かれてきました。写真が発明されると、安価で短時間でできる肖像写真の需要は一挙に高まります。当初、写真には写実性が求められましたが、絵画と同じく、記憶をとどめ、内面世界を表現し、尊厳を訴え、社会的存在として写しだすなど、様々な試みが行われてきました。

本展では、肖像をテーマに、自己と他者、社会、風景の重層的な関係を見ていきます。写真を通じて世界はどのように現れてくるのでしょうか。

ゲストキュレーター:楠本亜紀(Landschaft /インディペンデント・キュレーター、写真批評家)

Event Information

展覧会名
開館30周年記念展 後期
「写真と肖像 顔から風景へ」
開催期間
2025年7月5日~10月13日
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
休館日
火曜日 *7月・8月は無休 他毎週火曜日 ただし、9.23(火・祝)は開館
入館料

一般800円(600円)、大学生以下無料
*( )内は20名様以上の団体料金
*家族割引1,200円(2~6名様まで)

公式サイト
https://www.kmopa.com/
お問い合わせ

0551-48-5599

Venue Information

会場
清里フォトアートミュージアム
主催
清里フォトアートミュージアム委員会