これから開催
コレクション展
小説『舞姫』をよんでみよう!
森鷗外は小説『舞姫』を1890(明治23)年1月に雑誌「国民之友」に発表しました。それまで論文や外国文学の翻訳等を主に執筆してきた鷗外が発表した創作小説の第一作目です。この作品は、1957(昭和32)年以降、高等学校国語科の教科書に取り上げられてきたことから、森鷗外という作家を『舞姫』という作品とともに記憶している人も多いことでしょう。
小説『舞姫』は、ドイツから船で帰国途中の青年・太田豊太郎による回想という形をとります。官僚として派遣されたベルリンで出会ったエリスとの恋、自分の学問や将来などを巡る葛藤や悩みとともに、帰国に至ったいきさつが描かれます。
本展では、鷗外生前に『舞姫』が掲載された雑誌や書籍のほか、創作の背景にあった鷗外自身のドイツ留学や当時の反響などに関連する館蔵資料を展示します。
そして、「国民之友」で発表される直前の1889(明治22)年末に執筆した自筆草稿(複製)全28枚を展示します。草稿には随所に推敲の跡が残っており、その手跡からは発表直前まで文章を練り続けた鷗外の姿が垣間見えます。複製だからこそ実現できる草稿の一挙展示です。名作『舞姫』全編を手書き文字でよみ、鷗外が吟味を重ねた言葉を味わってください。
Event Information
- 展覧会名
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コレクション展
小説『舞姫』をよんでみよう!
- 開催期間
- 2025年7月4日~9月30日
- 開館時間
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10:00~18:00
※最終入館は閉館の30分前まで
※ 7月9日は9:00より開館、8月2日は20:00閉館
- 休館日
- 7月22日、7月23日、8月25日、8月26日、9月24日、9月25日
- 入館料
一般300円(20名以上の団体:240円)
※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
※8月2日は区民無料観覧日(文京区在住・在勤・在学者対象、要身分証明書)
- お問い合わせ
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Venue Information
- 主催
- 文京区立森鷗外記念館