これから開催

国松希根太 連鎖する息吹

青森県十和田市奥入瀬のブナ
撮影:小山田邦哉

《WORMHOLE》 2025年 約390×120×100cm 木(ミズナラ)
2025年日本国際博覧会 出展作品
展示場所:コネクティングゾーン ポップアップステージ北 空の広場
撮影:忽那光一郎

《WORMHOLE》2024年
札幌国際芸術祭2024 展示風景
撮影:藤倉翼

《COSMOS》2024年 90×90cm
板にアクリル絵の具/鉄
撮影:瀧原界

《HORIZON》2017年 80×180cm
板にアクリル絵具と木炭/鉄
撮影:瀧原界

国松は00年代初頭より、北海道中南部の⽩⽼から内陸に位置する飛生(トビウ)の旧小学校を改造した「飛生アートコミュニティー」を拠点に活動してきました。北の大地で⻑い年月を経て独自のフォルムを形成した木々と出会うことで作品を制作、近年はとりわけ地平線や水平線、山脈、洞窟などの⾵景の中に存在する輪郭(境界)を題材に彫刻や絵画、インスタレーションなどを発表しています。木の表面や内部に鑿(のみ)や火を⼊れたり、鉱物や雪など大地の素材に向き合い生まれる作品は、国松と自然との⼀期⼀会のコミュニケーションといえるでしょう。

飛生アートコミュニティーではまた、敷地内の森を守りながら、2009年より飛生芸術祭を開催してきました(今年は9月6日−14日)。そして国松は、2010年代半ばより近隣のアヨロと呼ばれる地域を中心に⼟地を探索するフィールドワークをAyoro Laboratoryとして展開しています。

本展は、国松の代表的な作品に出会っていただくまたとない機会となるだけでなく、彼が⼗和⽥の自然と出会う
ことで生まれた新作を披露する初の機会となります。
加えて、国松の多岐にわたる活動−飛生アートコミュニティーやAyoro Laboratory、そして父の國松明日香(彫刻家)や祖父の国松登(画家)へと連なる作家の系譜も紹介します。

Event Information

展覧会名
国松希根太 連鎖する息吹
開催期間
2025年12月13日~2026年5月10日
開館時間
09:00~17:00
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 (祝日の場合は翌日)
入館料

一般1800円(常設展含む)、高校生以下無料

公式サイト
https://towadaartcenter.com/
お問い合わせ

0176-20-1127

Venue Information

会場
十和田市現代美術館
主催
十和田市現代美術館