これから開催

横浜美術館リニューアルオープン記念展

いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年

田中功起《可傷的な歴史(ロードムービー)》
2018年 ビデオ・インスタレーション サイズ可変
個人蔵

灰原千晶、李晶玉《区画壁を跨ぐ橋のドローイング》
2015年 デジタルプリント、色鉛筆 21×29.7cm
個人蔵

中村政人《トコヤマーク/ソウル》
1992年 韓国製床屋マーク、鉄他 161×φ130cm
個人蔵

ハイレッド・センター《「シェルター計画」人体展開図写真(白南準)》
1964年 写真 26.7×28.8cm
個人蔵 ©Genpei AKASEGAWA, Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

李禹煥《線より》
1977年 岩絵具、膠、カンヴァス 182×227cm
東京国立近代美術館蔵 ©Lee Ufan

地理的にも文化的にも近しい他者として、長い歴史を歩んできた日本と韓国。
ドラマや映画、音楽、ファッション、メイクといったK カルチャーはいまや世界を席巻し、わたしたちにとって、韓国の文化はますます身近で、なくてはならないものになっています。
そんなとなりの国のことを、もっと知ってみたいと思いませんか。
この展覧会は、ゆたかな歴史を育んできた日韓両国のアートを通して、たがいの姿や関係性を、あたらしく発見しようとするものです。

あるものの特徴をよく理解するためには、別のものと比べてみる、というとてもシンプルな方法があります。
アートを理解する時にも、この方法は有効です。
「いつもとなりにいるから」、刺激を与えあったり、時にぎくしゃくしたり――
歴史的なわだかまりや政治的なまさつを、簡単にのり越えることはできません。
けれども、アートを入口に「おとなりさん」のことを考え、わたしたち自身を見つめ直すことは、これから先もともに生きるための、勇気やヒントを得ることに繋がるはずです。

本展は、1965年の日韓国交正常化から60年となる節目に合わせ、韓国の国立現代美術館との共同企画により開催します。

同時に、「おかえり、ヨコハマ」「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」につづき、横浜美術館リニューアルオープンの理念である「多文化共生、多様性尊重」を表現します。

Event Information

展覧会名
横浜美術館リニューアルオープン記念展
いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年
開催期間
2025年12月6日~2026年3月22日
開館時間
10:00~18:00
(入館は17:30まで)
休館日
木曜日
2025年12月29日~2026年1月3日
入館料

一般 2,000(1,900)円、大学生 1,600(1,500)円、中学・高校生1000(900)円、小学生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金(要事前予約[TEL:045-221-0300]、美術館券売所でのみ販売)
※オンラインチケット販売開始日:2025年11月1日(土)予定
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※同時開催する横浜美術館コレクション展も、「いつもとなりにいるから」展チケットで観覧当日に限りご入場いただけます。
※一部、無料でご覧いただける作品があります。(ギャラリー8)

公式サイト
https://yokohama.art.museum/
お問い合わせ

045-221-0300(代表)

Venue Information

会場
横浜美術館
主催
横浜美術館、国立現代美術館