終了

Chim↑Pom展:ハッピースプリング

Chim↑Pom
《ビルバーガー》
2018年
ミクストメディア(にんげんレストランのビルから切り出された3階分のフロアの床、各階の残留物)
400×360×280 cm(左)、186×170×155 cm(右)
素材提供:にんげんレストラン、Smappa! Group、古藤寛也
個人蔵(左)
Courtesy: ANOMALY(東京)
展示風景:「グランドオープン」ANOMALY(東京)2018年
撮影: 森田兼次

Chim↑Pom
《ブラック・オブ・デス》
2008年
ラムダプリント、ビデオ
写真:81×117.5 cm、ビデオ:9分13秒
Courtesy:ANOMALY and MUJIN-TO Production(東京)

「くらいんぐみゅーじあむ」イメージ

撮影: 山口聖巴
Photo: Yamaguchi Seiha

アーティスト・コレクティブ(*1)、Chim↑Pom(チンポム)は、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきました。作品の主題は都市、消費主義、飽食と貧困、日本社会、原爆、震災、スター像、メディア、境界、公共性など多岐にわたり、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品でありながら、その多くにはユーモアや皮肉も感じられます。
また、コロナ禍において顕在化している、感染症や疫病患者に対する差別や偏見、汚染や境界といった社会問題について、彼らは、それらを予見するかのようにこれまでの作品のなかで取り上げています。その示唆に富む課題提起は、今、まさに考察に値するといえるでしょう。
本展は、結成17周年を迎えるChim↑Pomの初期から近年までの代表作と本展のための新作を一挙に紹介する初の本格的回顧展です。展示は、都市と公共性、ヒロシマ、東日本大震災などのテーマに則して構成され、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証します。一方で、創意工夫に富んだダイナミックな展示構成により、作品に新たな光を当てることを試みます。
展覧会のサブタイトル「ハッピースプリング」には、長引くコロナ禍においても明るい春が来ることを望み、たとえ待ちわびた春が逆境のさなかにあっても想像力を持ち続けたい、というChim↑Pomのメッセージが込められています。先行きが不透明な今日、既成概念を打ち破る彼らの力強い作品は私たちの想像力を刺激し、共により良い未来を考える道標となるでしょう。

*1 複数のアーティストが協働する形態

Event Information

展覧会名
Chim↑Pom展:ハッピースプリング
開催期間
2022年2月18日~5月29日 終了しました
開館時間
10:00~22:00
火曜日のみ17:00まで
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
※ただし5月3日は22:00まで
入館料

※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます。

[平日]
一般 1,800円(1,600円)
学生(高校・大学生)1,200円(1,100円)
子供(4歳~中学生)600円(500円)
シニア(65歳以上)1,500円(1,300円)

[土・日・休日]
一般 2,000円(1,800円)
学生(高校・大学生)1,300円(1,200円)
子供(4歳~中学生)700円(600円)
シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)

※事前予約制( 日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」の購入が可能です。日時指定券の販売開始日は決まり次第お知らせします。
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
※表示料金は消費税込

公式サイト
https://www.mori.art.museum
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
森美術館 ほか
主催
森美術館