塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
2025年3月、学習院大学に新たな大学博物館「霞会館記念学習院ミュージアム」が誕生します。
学習院大学の附置研究施設として、1975年に設立された学習院大学史料館。
開館以来、史・資料の収集・保存、調査・研究、展示・公開 を行い、数多くの展覧会も開催してきました。
コレクションは古文書、絵画、工芸など25万点を超え、なかでも皇族・華族ゆかりの品々は、我が国の歴史と伝統文化を語るうえで欠かせない、貴重な史・資料、美術品群です。
蘇芳雲立涌地文蝶牡丹上文二陪織物袿(山階芳麿夫人寿賀子料) 絹 大正-昭和時代(20世紀)
2025年春、学習院大学史料館は新たに「霞(かすみ)会館記念学習院ミュージアム」として歩みはじめます!
学習院大学のキャンパスには、日本におけるモダニズム建築の先駆者である前川國男(1905-1986)による校舎・建物が数多く建てられ、その一部は現在でも活用されています。
新ミュージアムの建物は、前川國男により設計されたかつての大学図書館を、博物館施設としてリノベーション。
外装は、前川建築に特徴的な美しいコンクリート壁を甦らせました。内部は機能的な博物館として生まれ変わります。
1階には企画展などを開催する「特別展示室」と学習院の歴史を紹介する「常設展示室」を設置。これまで常設展示室が無かったので、完成が楽しみですね!
霞会館記念学習院ミュージアムのリニューアルオープンを記念して、2025年3月14日(金)から特別展も開催されます。
八稜鏡形鳳凰文ボンボニエール(大正大礼 東京宮中饗宴) 銀製 大正4(1915)年12月8日下賜
本展では、学習院大学史料館コレクションの中から、皇族・華族ゆかりの品々を展覧し、日本のパトロネージュの一端を紹介。
職人たちの庇護を目的に制作された工芸品、皇族・華族らの暮らしを彩った調度品や身の回りの品々、儀礼で用いられる装束やドレス、絵画、工芸、古文書、文学史料など約100件が展示されますよ。
「霞会館記念学習院ミュージアム」の開館は、2025年の3月です。目白駅からも近く、入場無料なので春のお出かけ候補に是非加えてみてください。
スフマート編集部でも取材予定です。続報をお楽しみに!