お台場初の国際芸術祭・2025年秋に開催!【東京お台場トリエンナーレ2025】

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2024年12月6日

お台場で初めての国際芸術祭が、2025年秋に開催されます。

その名も「東京お台場トリエンナーレ2025」

台場エリアを継続的に活性化させるイベントとして、現代アートを中心とした芸術祭ができないかと誕生した本芸術祭。

「東京お台場トリエンナーレ2025」の見どころをご紹介します。

江戸と現代の東京が調和する「台場エリア」

今や臨海副都心の代名詞となった「お台場」は、幕末頃は江戸湾の防衛拠点でした。

地名の「台場」は、大砲を置く「台」となる「場所」を意味しています。

その史跡は現在「台場公園」となっており、歴史と、湾岸エリアとして整備された新しい部分とが入り混じった場所でもあります。

そんな魅力的な街「お台場」をこれからも活性化させていきたい。そうした思いから、この新たな芸術祭が誕生しました。

第1回展のテーマは、ペリー提督から

今回のテーマは、「泰平の眠りをさます上喜撰」

こちらは宇治の高級茶「上喜撰」と「蒸気船」をかけた狂歌で、泰平の世の中にたった四隻の黒船が来たことで(たった4杯の高級茶で)夜も眠れなくなってしまったという意味です。

世界大戦が終わっても、冷戦が終わっても、いまだ世界に平和が訪れているとは言えません。


記者発表会のようす。

実際に、世界中で紛争が起こり、テロが多発し、他者へ対して不寛容な現実が拡大し続けています。

こうしたことの解決に「アート」はどんな力を持っているのか?

アートは批判的なメッセージを発したり、同時に喜びや癒やしを与えてくれるものでもあります。
アートをきっかけに、この世界について今一度考えてみませんか。

開催エリアは大きく4つのスポット

本イベントの開催スポットは、「台場公園」「フジテレビ本社」「湾岸スタジオ」「日本科学未来館」の4つ。
どれも「お台場」を代表するスポットです。

ゆりかもめを利用すれば簡単に移動もできそうです。このスポットを中心に、街がアートで彩られるのが今から楽しみですね。

名だたる出展作家にも注目

「東京お台場トリエンナーレ2025」に出展する作家も少しずつ発表されています。


草間彌生 《ヤヨイちゃん》 2012/2023年 ©YAYOI KUSAMA,I KUSAMA, Courtesy of Ota Fine Arts

草間彌生や笹岡由梨子、アブラハム・ポワンシュヴァル、ヤギの目、ルー・ヤン、ブラスト・セオリーなど。

今後も出展作家が追加で発表されますので、続報をお見逃しなく。

ガチャピン・ムックが専属記者に就任

フジテレビ、お台場を代表する人気キャラクターのガチャピンとムックが、「東京お台場トリエンナーレ2025」の専属記者に就任しました。

2025年1月に放送予定の特別番組内で、トリエンナーレに出展する作家や、作品を紹介するそうです。
これならアート初心者、お子さん連れでも楽しめそうですね。

 

お台場で初めての国際的な芸術祭となる「東京お台場トリエンナーレ2025」。

お出かけスポットとして親しまれてきましたが、これからは買い物、散策などに加えてアートも楽しめる街になっていくのでしょうか。

スフマートでは開催レポートも公開予定ですので、お楽しみに!