2022年8月12日

国立科学博物館でヒトと動物たちの「つながり」を学ぶ展示が開催中

企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」/国立科学博物館

国立科学博物館で、世界屈指の動物標本コレクションである「ヨシモトコレクション」を中心に紹介する企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類が開催中です。

本展では「ヨシモトコレクション」の中から、選りすぐりの哺乳類などの動物標本を展示。

日本各地の美術館や商業施設などで展示することを目的に制作された巡回展示である本展を、今回特別に国立科学博物館で開催します。

巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

国立科学博物館では、およそ490万点ほどの膨大な標本を有しています。しかしその多くは収蔵庫に保管されており、ふだんは公開されていません。

そこで同館は、収蔵庫で保管されている標本を全国規模で巡回させる巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類を構築。これにより、科学系博物館だけではなく全国の美術館や商業施設など、多彩な施設で同館の貴重な標本が観られる展覧会を開催することができるようになりました。

「WHO ARE WE」の展示テーマは「観察の眼、発見の芽」です。“声なき標本たち”の姿を通して観察眼を育み、私たちと他の動物との意外な共通点や日常のつながりなどを学ぶことを目的としています。

「ヨシモトコレクション」とは

約490万点の標本を有する国立科学博物館。その中でも、本展示では世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に紹介しています。

ヨシモトコレクションとは、1946年から1995年にかけて世界中からハンティングによって得られた標本群です。ハワイ・オアフ島のW・T・ヨシモト財団より、国立科学博物館へ寄贈されました。

同館の地球館3F展示室「大地を駆ける生命」に展示されているはく製の大半は、ヨシモトコレクションなのだそう。現在では調査が困難な地域の標本も多数含まれており、学術価値がきわめて高いものとされています。

46個の引き出しの中に散りばめられた観察のヒント

会場内にある46個の引き出しの中には、はく製を観察するためのヒントが入っています。本展では、それらを手がかりにはく製をじっくりと観察して「自分なりの気づき」や「新しい発見や驚き」を体験することができます。

一見すると、シカのはく製がズラリと並んでいるようですが・・・。実はウシ科とシカ科の動物が混ざって展示されています!それらを見極めるヒントも引き出しの中に入っていますよ。

はく製と引き出しの中のヒントを交互に観て、あるいは、はく製だけを先に観て答えを合わせるようにヒントを見ていく。さまざまな見方ができる展示です◎

 

ヒトと動物たちのつながりについて観察し、考えて新しい発見が体験できる本展。

動物のはく製1点1点を美術作品のようにじっくりと観察する、斬新な展示方法に注目です。

※なお、感染状況や混雑状況により、引き出しの開閉ができなくなるなど、体験方法が変更する場合があります。

Exhibition Information

展覧会名
企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類
開催期間
2022年8月5日~10月10日
会場
国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
公式サイト
https://www.kahaku.go.jp/event/2022/08whoarewe/
注意事項

入館は、事前予約制です。詳しくは博物館公式サイトをご確認ください。

※好評につき、10月10日まで会期延長します。