終了

渉るあいだに佇む

美術館があるということ

やんツー
《Untitled Drawing by a Device for “Graffiti” #13 (seen the sea)》
2022年 スプレー式アクリル塗料ドローイング・パネル
作家蔵

藤原大
《ゴミが糸になる—草原のセーター、都会のセーター(茅ヶ崎)》
2021年 写真
茅ヶ崎市美術館蔵 Photo by Keizo KIOKU

若見ありさ《ちがさきの海》
2023年 アニメーション 作家蔵

森若奈 《こえを聴く-「聞き書き」からなぞる美術館》
2023年 声、言葉・紙 作家蔵

高尾俊介《220319b》 2022年
インクジェットプリント 作家蔵

美術館があることってなんでしょう?茅ヶ崎に美術館が開館したのは、今から25年前。これまで茅ヶ崎にゆかりのある作家の作品を多く所蔵してきました。さらに近年では、同時代を生きるアーティストと展覧会を開催し、地域に関連した作品を増やしてきています。

制作された時代も、形態も異なるそれらの作品には、その時々のアーティスト自身の関心事や、物事の捉え方、思考の跡が見てとれます。その一方で、作品の見え方は、見る人の状況、社会情勢によっても変わっていきます。

そのように揺れ動くものの中で、ふと立ち止まり、自分や他者の考えの中に身を置いてみる。美術館は、多くの物事が急速に変化する時代のはざまで、佇むことができる空間なのかもしれません。

本展では、子どもと大人が展示室の巨大な壁面と対峙して出来上がった作品、茅ヶ崎に落ちていたゴミでつくられた作品、まちのシンボルである烏帽子岩をモチーフにした作品、天候や時間によって変化しつづける作品、美術館を訪れる人々や周辺に暮らす人の声を集めた展示など、茅ヶ崎市美術館のために制作された作品とともに美術史に残るゆかりある作家の作品を展示します。

【出品作家】※敬称略
やんツー、菅野創、藤原大、若見ありさ、小川敦生、鵜飼美紀、森若奈、高尾俊介、萬鉄五郎、速水御舟、小山敬三、八木重吉、三橋兄弟治、井上有一

Event Information

展覧会名
渉るあいだに佇む
美術館があるということ
開催期間
2023年4月8日~6月11日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
休館日
月曜日
入館料

一般700円(600円)、大学生500円(400円)、市内在住65歳以上350円(250円)
※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金

公式サイト
https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/7120/
お問い合わせ

0467-88-1177

Venue Information

会場
茅ヶ崎市美術館
主催
公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
関連イベント

会期中、さまざまな関連イベントが開催されます。申込制のイベントについては、2023年4月8日 10:00より、電話または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。
※オンライン・ワークショップはメールでの申し込みとなります。
関連イベントの詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。