終了

フィンランド・グラスアート

輝きと彩りのモダンデザイン

アルヴァ&アイノ・アアルト
《アアルト・フラワー》
1939年 カルフラ・ガラス製作所

カイ・フランク
《ヨーロッパブナ》
1953年 ヌータヤルヴィ・ガラス製作所

ティモ・サルパネヴァ
《蘭》
1953年 イッタラ・ガラス製作所

マルック・サロ
《アートグラス、ユニークピース》
2017年 ラシコンッパニア

ヨーナス・ラークソ
《ジグザグ》
2014-2017年 ラシスミ

北欧・フィンランドは、広大な森と湖に代表される豊かな大自然を有する国です。機能性とともに洗練された美しさを誇るフィンランドの家具やインテリア、テーブルウェアなどのプロダクトは永く愛され、日本でも近年人気が高まり続けています。

1917年にロシアから独立したフィンランドは、ナショナリズムが高まる中、新しい国づくりと国民のアイデンティティを取り戻すために様々な側面でモダニズムが推進されました。その動向はガラスの分野も例外ではなく、1930年代にミラノ・トリエンナーレや万国博覧会などの国際展示会、それらに向けた国内コンペティションが数多く開催されるうちに、よりモダンなデザイン性が求められるようになりました。デザイナーが手がけた芸術的志向の高いプロダクト「アートグラス」において、フィンランドらしさが芽生えていったのもこの頃のことでした。
第二次世界大戦後、若きデザイナーたちがしのぎを削って提供した「アートグラス」は国家復興の一翼を担い、1950年代に入るとフィンランドのグラスアートは更なる発展を遂げ、国際的な名声を得て世界のデザイン界にその存在を顕示しました。

本展は、デザイナーが自ら「アートグラス」の名のもとにデザインし、職人との協働作業によって生まれた作品に着目した展覧会です。1930年代の台頭期から1950年代に始まる黄金期、そして今に至る8名のデザイナーと作家が手がけた優品約140件に焦点を当て、フィンランド・グラスアートの系譜を辿ります。

本展は、オンラインによる日時指定制です。

Event Information

展覧会名
フィンランド・グラスアート
輝きと彩りのモダンデザイン
開催期間
2023年6月24日~9月3日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
入館料

一般1,400円(1,120円)。大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円(890円)、中学生・高校生700円(560円)、65歳以上700円(650円)

※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(要証明)

公式サイト
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
チケット購入
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お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京都庭園美術館 本館+新館
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館