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歌川広重 山と海を旅する
風景画の第一人者として、幕末に庶民の人気を得た浮世絵師、歌川広重(1797~1858)。広重が江戸の名所とともに盛んに描いたのが、諸国の山や海などの自然を題材にした作品です。広重は若い時期から、江戸から遠く離れた東海道の名所などを題材にしていますが、特に40代頃からは甲州や房総など、さまざまな場所へ旅に出たことが知られ、旅先で自然を写した経験が以降の作品に反映されていると考えられています。
本展では山と海をキーワードに、広重が晩年に手掛けた揃物「山海見立相撲」や、「六十余州名所図会」をはじめ、よく知られる名品から展示されることの少ない作品まで、幅広く展観をいたします。
展示ではあわせて、広重が実際に現地を訪れた名所や、既存の地理書の挿絵をアレンジして描いた名所など、その作品制作の様子についても紹介。また険しい山に建つ神社、海上の大鳥居など、各地の山と海に根付いたさまざまな信仰の形についても、その作品から読み解きます。浮世絵に描かれた絶景を、旅をする気分で楽しみながら、広重の画業をもっと深く知ることができる展覧会です。
Event Information
- 展覧会名
- 歌川広重 山と海を旅する
- 開催期間
- 2023年8月1日~8月27日 終了しました
- 開館時間
-
10:30~17:30
※入館は17:00まで
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
一般 800円 大高生 600円 中学生以下無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 太田記念美術館
- 主催
- 太田記念美術館
- 学芸員によるスライドトーク
2023年8月3日(木)、8月9日(水)、8月18日(金)
各回11:00より 約30分程度(定員50名)
※当日10:30より美術館受付にて整理券を配布※ます。