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新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品

遠藤彰子《岐路》1984年、平塚市美術館蔵

大沢昌助《夢見る少年》1948 年、平塚市美術館蔵

宮川慶子《聞こえる》2015 年、平塚市美術館蔵

猪熊佳子《木霊―森へ―》1998 年、平塚市美術館寄託

内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている #09T》2009 年、平塚市美術館蔵

平塚市美術館では作品収集の活動を継続的におこなっています。本展では2021年度と2022年度に新たに収蔵された作品約40点を紹介します。いずれも湘南地域にゆかりのある作家あるいは企画展などをきっかけに寄贈・寄託となった作品です。

展覧会を契機に収蔵された作品のうち、内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている#09T》は「湘南と作家Ⅱ」(2011年)に出品されたものです。人体の表現を追求してきた作家が、具体的なイメージを解体し、画材の物質性や偶然にできる色や形を画面にあらわそうとしたシリーズの1点です。遠藤彰子《岐路》は「物語る遠藤彰子展」(2021年)に出品されました。魚眼レンズのような視野で見る風景は、都市風景を描いた一連の作品に数えられます。

さらに、展示室内に特集コーナーを設け、2018年度に寄託された藤田嗣治の油彩画《おことさん》をその関連作品10点とともに展示します。本作品は藤田が東京美術学校在学中に描いたもので、画業の最初期における貴重な作例として位置づけることができます。平塚市美術館で1993年に開催された企画展「湘南の美術と文学」以来30年ぶりの公開となり、タカシマヤ文化基金の助成を得て修復処置と光学的調査をおこなった成果ともに紹介します。

Event Information

展覧会名
新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品
開催期間
2023年9月23日~2024年2月18日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
休館日
月曜日 ただし10月9日、2024年1月8日、2月12日は開館、翌火曜日休館)
年末年始:12月29日~2024年1月3日
入館料

一般 200(140)円、高大生 100(70)円
※( )内は団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添 1 名は無料
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金

公式サイト
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/index.html
お問い合わせ

0463-35-2111

Venue Information

会場
平塚市美術館
主催
平塚市美術館
講演会「藤田嗣治の初期作品」

講師:木島隆康氏(東京藝術大学名誉教授)×林洋子氏(美術史家・兵庫県立美術館館長)
日時:11月11日(土)14:00-15:30
場所:ミュージアムホール(申込不要)

学芸員によるギャラリートーク

日時:10月14日(土)、12月9日(土)、2024年1月20日(土)、2月10日(土)14:00-14:40
場所:展示室Ⅰ(申込不要、要観覧券)

同時開催

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