終了

企画展

ある従軍カメラマンの追憶 義烈空挺隊員と家族の片影

新藤少尉が出撃3日前に妻へ宛てた手紙(昭和20年5月21日)

機内で出撃待機する新藤少尉(右)

フィリピン戦線従軍時の小柳次一

出撃前夜、遺書をしたためる義烈空挺隊・隊長の奥山大佐

写真展で夫に“再会”した長谷川少尉の妻ともらい泣きをする小柳

昭和20(1945)年5月、従軍カメラマンとして最前線で活動していた小柳次一(こやなぎつぐいち、明治40(1907)年~平成6(1994)年)は、熊本県の健軍飛行場で義烈空挺隊(ぎれつくうていたい)に密着取材を行いました。隊員が出撃する直前まで、かたわらで過ごし、隊員たちが、家族への遺書や手紙をしたためて爆撃機に搭乗する最期の姿を写真に収めました。死地におもむく隊員にカメラを向けるのはやるせないことでしたが、全てを記録しなければならないと自分に言い聞かせて撮影しました。

終戦から20年後の昭和40(1965)年、小柳は戦争写真展を開催し、義烈空挺隊の勇姿を公開しました。それは、残された家族に対する自身のつとめであり、亡くなった隊員への鎮魂の想いでもありました。

本企画展は、従軍カメラマン・小柳次一の軌跡を振り返るとともに、当時の写真や手紙を通して、義烈空挺隊の素顔に迫るものです。

Event Information

展覧会名
企画展
ある従軍カメラマンの追憶 義烈空挺隊員と家族の片影
開催期間
2023年10月3日~2024年1月14日 終了しました
開館時間
09:30~17:30
(入館は17:00まで)
休館日
月曜日 (10月9日は開館)、10月10日、12月28日~1月4日
入館料

無料

公式サイト
https://www.heiwakinen.go.jp/
お問い合わせ

03-5323-8709

メールでのお問い合わせはこちら

Venue Information

会場
平和祈念展示資料館
ギャラリートーク

学芸員による展示解説を行います。
開催日時:10月15日、11月19日、12月17日
※各日とも13:00~(約30分)
※参加無料・予約不要

定期語り部お話し会

特攻訓練に従事した元兵士が自身の戦争体験を語ります。
開催日時
10月15日:篠原吉宗さん(94歳)
11月19日:呉正男さん(96歳)
12月17日:上野辰熊さん(95歳)
※各日とも14:00~(約60分)
※参加無料・予約不要
※都合により、語り部が変更となる場合があります。