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ある図案家の仕事 -宮中の染織デザイン-
港区に長年居住した中山冝一(1884-1970)は、富山県立工芸学校図案絵画科一期生として入学し、卒業後は上京し図案家として活動します。中山が晩年に自身で作成した図案帖『國華』には、高島屋から委嘱を受けて手掛けた宮中の室内装飾、お好み裂、貞明皇后・香淳皇后の袿やドレスなどの図案、下図、写生画が収められており、当時の宮中の染織品にかかわるデザインが生まれる過程を知ることができます。この『國華』を中心に、ひとりの人物が図案教育を受け、図案家として仕事をしていく過程を、同時代の動向もふまえながら紹介します。
Event Information
- 展覧会名
- ある図案家の仕事 -宮中の染織デザイン-
- 開催期間
- 2023年10月14日~12月10日 終了しました
- 開館時間
-
09:00~17:00
(土曜日のみ20:00まで)
※入館受付は閉館30分前まで
- 休館日
- 10月19日, 11月16日
- 入館料
特別展観覧料:大人 400円(320円)、小・中・高校生 200円(160円)
常設展セット券:大人 600円(480円)、小・中・高校生 200円(160円)
※( )内は10名以上の団体料金
※港区在住・在学の小・中・高校生、港区在住の65歳以上の方、港区在住の障害者とその介助者(1名)の観覧料は無料(要証明)
※11月3日(金・祝)は港区民無料公開日(港区在住の証明ができるものをご持参ください)
- お問い合わせ
Venue Information
- 特別展関連プログラム
[ギャラリー展]みんなでいろどる「ある図案家の仕事」
特別展の展示資料・図案帖『國華』に収められていたモチーフを「ぬり絵」シートにしてホームページで公開。みんなから寄せられた個性あふれる「ぬり絵」彩色作品を4階ギャラリーにて展示します。その場で「ぬり絵」が楽しめるコーナーも開設。みんなで「ある図案家の仕事」をいろどってみませんか。[観覧無料]※[ギャラリー展]展示作品募集 (最終締切:11月15日)
あなたのセンスで彩色した「ぬり絵」作品を募集中です。
10月4日(水)までの応募者の中から50名を特別展に招待します。
詳細URL:https://www.minato-rekishi.com/lectures/coloring-zuanka.html
- 講座(全3回)
第1回:図案教育のはじまりと発展
日時:10月29日(日)
講師:神谷蘭(当館学芸員)第2回:「宮内省御用達」をつとめた髙島屋
日時:11月5日(日)
講師:高井多佳子(髙島屋史料館研究員)第3回:近代の大礼と有職故実の展開
日時:11月12日(日)
講師:田中潤(学習院大学史料館研究員)・時間:各回13:30~15:00
・定員:各回36名(抽選)
・参加費:各回無料
・申込方法:ホームページにて申込(詳細はホームページ参照)
https://www.minato-rekishi.com/exhibition/zuanka.html