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ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる生写し
大正6年に大阪天王寺の茶臼山に竣工した住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開。上質な金地にそれぞれ季節の花を趣向を変えて描いた高さ180センチにもなるこの四双の大屏風は、制作途中で新聞に報じられるほど、当時世間の耳目を集めていました。
大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用いたり、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、“技巧派”とか“大正の呉春”とか、“最後の四条派”などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない極めて近代的なもので、古典画題に時代を超越する現代性を与え、リアルな人間的な感情を繰り込んでいます。絵の中の花鳥動物たちは櫻谷の筆を通して息を吹き返し、生き生きと輝きはじめ、とりわけ、動物が折節にみせる豊かな表情が観る者の心に沁みます。江戸時代中期京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し(しょううつし)」表現の特質をライトアップします(泉屋博古館東京のみ開催)。
Event Information
- 展覧会名
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ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる生写し
- 開催期間
- 2024年3月16日~5月12日 終了しました
- 開館時間
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11:00~18:00
※金曜日は19:00まで
※入館はそれぞれ閉館の30分前まで
- 休館日
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月曜日 (ただし4/29、5/6は開館)、4/30・5/7は休館
- 入館料
一般1,000円(800円)、高大生600円(500円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳等をご呈示の方は本人とその同伴者1名は無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 泉屋博古館東京