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初公開の仏教美術

―如意輪観音菩薩像・二童子像をむかえて―

如意輪観音菩薩坐像 平安時代 10世紀

二童子立像(制吒迦童子・矜羯羅童子) 平安時代 11~12世紀

大日如来坐像 像内納入品原寸模型
*協力:文化庁(ボアスコープ撮影)、東京国立博物館(X線断層撮影)

刀八毘沙門天像 江戸時代 天保4(1833)年

当麻曼荼羅 室町時代 16世紀

如来像 中国・北斉時代 6世紀

2018年に開館した半蔵門ミュージアムでは、地下1階展示室の「祈りの世界」のエリアの中央に運慶作と推定される重要文化財の大日如来坐像を安置するとともに、両界曼荼羅または仏涅槃図、不動明王坐像を展示してまいりました。この度、京都の醍醐寺から縁あって寄贈され、修復を終えた如意輪観音菩薩像と二童子像を「祈りの世界」の展示空間に迎えることとなり、初公開いたします。

また、重要文化財である大日如来坐像の像内納入品について、X線断層撮影やボアスコープなど科学的調査でえられたデータにもとづき原寸模型を制作しておりました。このほど完成いたしましたので、こちらもあわせて展示いたします。

特集展示には初公開の経典・彫刻・絵画を配しました。経典は、大般涅槃経如来性品十四音義や光讃般若経を展示します。また、彫刻は如来立像の残欠とみられる中国の石仏で、北斉時代の製作と考えられるものです。絵画は、倶利伽羅不動明王像、当麻曼荼羅、刀八毘沙門天像、虚空蔵菩薩像などをお披露目します。当麻曼荼羅は下部に中将姫の姿を加えるのが珍しく、8本の刀を手にした刀八毘沙門天像も類例の少ない貴重な作品です。

Event Information

展覧会名
初公開の仏教美術
―如意輪観音菩薩像・二童子像をむかえて―
開催期間
2023年11月22日~2024年4月14日 終了しました
開館時間
10:00~17:30
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日, 火曜日,
入館料

無料

公式サイト
https://www.hanzomonmuseum.jp
お問い合わせ

03-3263-1752

Venue Information

会場
半蔵門ミュージアム
主催
半蔵門ミュージアム