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四百年遠忌記念特別展

大名茶人 織田有楽斎

織田有楽斎坐像 一軀 江戸時代 17世紀 正伝永源院 【通期展示】

松平陸奥守書状 織田有楽斎宛 一幅 江戸時代 17世紀 正伝永源院 【展示期間:1/31~2/26】

織田有楽斎像 狩野山楽筆 古澗慈稽賛 一幅 元和8年(1622) 正伝永源院 【展示期間:2/28~3/24】

蓮鷺図襖(部分) 狩野山楽 十六面 江戸時代 17世紀 正伝永源院 【通期展示】

黒楽「正傳院」字茶碗 伝 仁阿弥道八 二口 江戸時代 19世紀 正伝永源院 【通期展示】

有楽斎(うらくさい)こと織田長益は天文16年(1547)に織田信秀の子、織田信長の弟として生まれました。武将として活躍し、晩年には京都・建仁寺の塔頭「正伝院」を再興、隠棲します。正伝院内に有楽斎が建てた茶室「如庵」は国宝に指定され、現在は愛知県犬山市の有楽苑内にあり、各地に如庵の写しが造られています。
正伝院は明治時代に「正伝永源院」と寺名を改め、いまに至るまで有楽斎ゆかりの貴重な文化財を伝えています。

しかし茶人・有楽斎として名高い一方、武士・長益には悲観的なイメージも伴います。天正10年(1582)に起きた本能寺の変では、二条御所に籠る長益の主君・信忠(信長の長男)が自害したにもかかわらず、長益は御所を脱出したことから、京の人々には「逃げた(男)」と揶揄されました。さらにその後、信雄(信長の次男)に仕え、徳川家康と豊臣秀吉の講和を調整するなど存在感を示したものの、信雄が改易されると今度は秀吉の御伽衆に加わります。関ヶ原の戦いでは東軍として参戦し、戦後も豊臣家に仕えましたが、大坂夏の陣の前には家康の許可を得て主君から離れました。

信長、秀吉、家康の三天下人に仕えて時流を乗り切り、晩年を京で過ごした織田有楽斎の心中には、どのような思いがあったのでしょうか。本展覧会は、2021年に400年遠忌を迎えた織田有楽斎という人物を、いま一度総合的に捉えなおそうと構成したものです。

※作品保護のため、会期中展示替を行います。

Event Information

展覧会名
四百年遠忌記念特別展
大名茶人 織田有楽斎
開催期間
2024年1月31日~3月24日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
※金・土および2月11日(日・祝)、22日(木)、3月19日(火)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日
火曜日 (3月19日は20時まで開館)
入館料

当日券:一般1,600円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
※20名以上の団体は100円割引

前売券:一般1,400円、大学・高校生800円
※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱
※前売券の販売は11月20日(月)から1月30日(火)まで
※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ
【割引】
・あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
※割引適用は一種類まで(他の割引との併用不可)

公式サイト
https://www.suntory.co.jp/sma/
お問い合わせ

03-3479-8600

Venue Information

会場
サントリー美術館
主催
サントリー美術館、正伝永源院、読売新聞社