開催中

特別展「法然と極楽浄土」

法然上人像(隆信御影) 鎌倉時代・14世紀 京都・知恩院蔵

法然上人坐像 鎌倉時代・14世紀
奈良・當麻寺奥院蔵 (画像提供:奈良国立博物館)
前期:4月16日~5月12日

国宝 法然上人絵伝 巻6(部分)
鎌倉時代・14世紀 京都・知恩院蔵
前期:4月16日~5月12日

重要文化財 阿弥陀如来立像
鎌倉時代・建暦2年(1212) 浄土宗蔵
後期:5月14日~6月9日

重要文化財 源空証空等自筆消息
鎌倉時代・13世紀 奈良・興善寺蔵
後期:5月14日~6月9日

平安時代末期、繰り返される内乱や災害・疫病の頻発によって世は乱れ、人々は疲弊していました。比叡山で学び、中国唐代の阿弥陀仏信仰者である善導(ぜんどう、613~681)の教えに接した法然(法然房源空、ほうねんぼうげんくう、1133~1212)は、承安5年(1175)、阿弥陀仏の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生することを説き、浄土宗を開きました。その教えは貴族から庶民に至るまで多くの人々に支持され、現代に至るまで連綿と受け継がれています。

本展は、令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗の立教開宗から、弟子たちによる諸派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依(きえ)によって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史を、全国の浄土宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどるものです。

困難な時代に分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの生き方や、大切に守り伝えられてきた文化財にふれていただく貴重な機会です。

※会期中、一部作品の展示替えを行います。
前期:4月16日~5月12日
後期:5月14日~6月9日

Event Information

展覧会名
特別展「法然と極楽浄土」
開催期間
2024年4月16日~6月9日
開館時間
09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 ※ただし、4月29日、5月6日は開館。5月7日は休館
入館料

一般 2,100(1,900)円、大学生 1,300(1,100)円、高校生 900(700)円
*( )内は前売料金。
*前売券は2月6日(火)から4月15日(月)までの期間限定販売。
*中学生以下、障がい者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
それぞれ入館の際、学生証等の年齢がわかるもの、障がい者手帳等をご提示ください。

公式サイト
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/honen2024-25/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京国立博物館 平成館
主催
東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
巡回情報

京都国立博物館 平成知新館

会期:2024年10月8日~12月1日

九州国立博物館

会期:2025年10月7日~11月30日