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春陽会誕生100年 それぞれの闘い
岸田劉生、中川ー政から岡鹿之助へ
春陽会は1922(大正11)年に設立された美術団体で、誕生から100年を迎えました。
発足時には、再興院展の洋画部から脱退した小杉放篭、山本鼎ら6人、洋画団体·草土社の岸田劉生や木村荘八といったメンバー、そして梅原龍三郎や萬鐵五郎などの日本近代美術史における著名画家が名を連ね、名実ともに洋画界を代表する第三の団体となりました。それぞれの画家の個性を尊重する自由な会風のもと、春陽会の展覧会には油彩画をはじめとして、水墨画、素描、新聞挿画といった幅広いジャンルが出品されました。西洋の最先端の美術動向にも敏感に反応するとともに、画家自らの内面にある土着的なもの、日本的ないし東洋的なものを表現しようとする傾向が早くから見られたのも特徴と言えるでしょう。
また、次世代の育成をも念頭に置いた研究所などの芸術研鑽の場を全国的に展開し、今日に続く春陽会の基盤を固めました。
本展では、草創期から1950年代頃にかけて活躍した画家の作品を中心に紹介し、春陽会で活躍した画家たちの動向や日本の近代美術史における同会の意義を再考します。
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
Event Information
- 展覧会名
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春陽会誕生100年 それぞれの闘い
岸田劉生、中川ー政から岡鹿之助へ
- 開催期間
- 2024年3月16日~5月12日 終了しました
- 開館時間
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09:00~17:00
(展示室入場は16:30まで)
- 休館日
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水曜日 (ただし、3/20は開館)、3/21
- 入館料
一般800 (700)円、大学生 75歳以上600 (500)円、高校生以下または 18歳未満無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※本館コレクション展及び東山魁夷館との共通料金:一般1,300円、大学生·75歳以上900円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
※大学生および75歳以上の方は身分が確認できるものをご提示ください。
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 長野県、長野県立美術館