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おとなとこどもの自由研究 工芸の光と影展

鈴木長吉《十二の鷹》(部分) 1893年 
国立工芸館蔵 重要文化財[前期展示] 
撮影:斎城卓

小川雄平《陶製黒豹置物》(部分) 1933年
国立工芸館蔵
撮影:斎城卓

土屋順紀《紋紗着物 月光》(部分) 2001年
国立工芸館蔵[前期展示]
撮影:斎城卓

伊砂利彦《花火 ドビュッシー「前奏曲集Ⅱ」のイメージより》1985年
国立工芸館蔵[後期展示]
撮影:斎城卓

田嶋悦子《Cornucopia 08-Y2》2008年
国立工芸館蔵
撮影:斎城卓

光と影。それは自然・人工を問わず日々目にするもの。物理で語ることながら、心理への働きかけも少なからず、まったく意識にのぼらないこともあるのに、ひとたび注視すれば時が経つのも忘れさせるほどです。原初的な畏怖から私たちを救い出し、富貴や理想の表象ともなって憧れを募らせる光。他方の影は底知れなさもまた魅力で、そこに情趣さえ読み取ろうとするのは、陰翳礼讃の気風があるわが国ならではの美意識かもしれません。

本展は工芸が切り取って見せた光と影のそれぞれの方向、そしてその間で無段階に変化する美しさを訪ねる試みです。物質感を豊かに抽出し、複雑さと合理性とを兼ね備えた構造から成る工芸。そこは光と影にとって絶好の舞台装置ともいえます。また、身近ではあっても決して触れることのできなかった現象を掌中に包み込み、身にまとうことさえできるのも工芸ならではの喜びです。

夏のひととき、光と影のコントラストとハーモニーをお楽しみください。

会期中一部展示替えあり
前期:6月18日~7月21日
後期:7月23日~8月18日

Event Information

展覧会名
おとなとこどもの自由研究 工芸の光と影展
開催期間
2024年6月18日~8月18日
開館時間
09:30~17:30
7月19日~8月17日の金曜土曜と8月11日は20:00まで開館
※いずれも入館時間は閉館30分前まで
休館日
月曜日 (ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日

入館料

一般300円、大学生150円
※夜間開館日の17:30以降は、一般 150円/大学生 70円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、MOMATパスポート・学パスをお持ちの方、 友の会・賛助会員の方、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバーパートナーは本人のみ)、キャンパスメンバーズ、文化の森おでかけパス(一般のみ)をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料

公式サイト
https://www.momat.go.jp/craft-museum/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
国立工芸館
主催
国立工芸館