開催中
アイデンティティシステム
1945年以降 西ドイツのリブランディング
20世紀初め、ペーター・ベーレンスをはじめとするドイツのデザイナーたちは、後にコーポレート・デザインとして知られることになる例を世界で初めてつくり、それにつづくバウハウスも、システマティックなデザイン手法をカリキュラムに含めました。そして、第二次世界大戦の終戦から数年後、西ドイツは、それまで切り開いてきたデザインの原則を再びたどり、デザイン教育機関として強い影響力を持っていたウルム造形大学や、多くの若いグラフィックデザイナーたちが、1960年代初めにシステマティックなデザインの新たな解釈を生み出しました。それらは、ルフトハンザ航空や1972年のミュンヘンオリンピック、その他多数の企業や組織、イベントのためのビジュアル・アイデンティティに結実しました。民主主義に復帰し、経済的に発展した西ドイツは、日常を視覚的にかたちづくるデザイン手法の体系的な発展によって、ドイツのイメージを一変させたのです。
本展では、コーポレート・デザインの代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、企業などの独自のコンセプトが示された貴重なデザイン・マニュアルなどを紹介します。コンセプト・スケッチや印刷サンプルといった貴重な一次資料を通して、手作業で仕上げられたデザインの質の高さをご覧いただけるものと思います。
Event Information
- 展覧会名
-
アイデンティティシステム
1945年以降 西ドイツのリブランディング
- 開催期間
- 2024年10月24日~2025年1月13日
- 開館時間
-
11:00~19:00
※土日祝は11:00-18:00
- 休館日
-
月曜日 (祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土・日は開館)
年末年始:2024年12月29日~2025年1月3日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 京都dddギャラリー
- 主催
- 公益財団法人DNP文化振興財団
- 関連イベント
講演会:「Back to Modern: The Reinvention of Graphic Design in West-Germany」
日時:10月27日(日)14:00~(16:30終了予定)
会場:西宮市大谷記念美術館
講師: イェンス・ミュラー(vista 主宰) ※英日逐次通訳(講演は英語で行います)
定員 : 100名(中学生以上) 参加料:無料
申し込み方法:9月27日(金)9:00より電話0798-33-0164にて受付(先着順)講演会への参加は無料ですが、入館料が必要となります。
主催:公益財団法人西宮市大谷記念美術館
共催:公益財団法人DNP文化振興財団