終了
髙山辰雄展
日本画家・髙山辰雄(1912-2007)は大分に生まれ、中学校卒業後に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科へ入学します。在学中、第15回帝展に初出品した《湯泉》が初入選する快挙を果たすとともに、東京美術学校を首席で卒業と、若き才能を開花させます。戦後まもなくポール・ゴーギャンの生き方に強く感銘を受け、彼の作風に傾倒するようになると、色鮮やかな抽象的表現を取り入れるなど、髙山の創作は常に挑戦的な試みが見られるようになります。1970年代以降、人間の精神性に触れるような作風へと変化し、独自の画業を確立していきました。更には1990年代の代表作となる《聖家族》の連作に象徴されるような、極端に色彩を抑えたモノクロームの表現へと続いていくのです。
本展では、髙山辰雄の70年以上に亘る画業の中から、《聖家族》を一つの頂点として、《聖家族》制作に至るまでの人物像を中心に展観します。ひたすら研鑽に励んだ学生時代の作品、ゴーギャンへの傾倒など、各時代の画期となる作品を紹介し、髙山芸術の全貌に迫ります。
Event Information
- 展覧会名
- 髙山辰雄展
- 開催期間
- 2024年7月13日~9月23日 終了しました
- 開館時間
-
09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 (祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始
- 入館料
※美術館の入館はWEBでの事前予約が必要です
一般 1,200円、高大生 800円、中学生以下無料 ※要保護者同伴
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 佐川美術館
- 主催
- 佐川美術館(公益財団法人SGH文化スポーツ振興財団)