これから開催

そこに光が降りてくる  青木野枝/三嶋りつ惠

青木野枝《微塵》2020年 gallery21yo-j (東京)展示風景
©Noe Aoki, courtesy of ANOMALY(撮影:山本糾)

青木野枝《光の柱I》2023年 市原湖畔美術館(千葉)展示風景
©Noe Aoki, courtesy of ANOMALY(撮影:山本糾)

三嶋りつ惠《VENERE》2023年 UESHIMA MUSEUM COLLECTION
(撮影:Francesco Barasciutti)

降り注ぐ太陽の光、おだやかな温もりを感じさせる日だまり、暗闇の中に差し込む月明かり…

私たちは生きている間に、さまざまな光との邂逅を重ねています。
本展は、現代美術の第一線で活躍を続ける二人の作家、青木野枝と三嶋りつ惠が、当館の各所に作品を配置し、新たな視点でアール・デコの装飾空間を照らし出す企画です。

青木は鉄を用いて空間に線を描くような彫刻で表現の地平を切り拓き、三嶋は無色透明のガラス作品を通して場のエネルギーを掬い取り光に変換してきました。

二人が使用する“鉄”と“ガラス”という素材は、悠久の時を経て今日に伝えられた自然の恵みであると同時に、会場である旧朝香宮邸を彩る装飾として、シャンデリアやレリーフ、扉上のタンパン等にも多用されています。二人は幾度となくこの場所を訪れ、1930年代の装飾空間との対話を重ねて、本展のために一期一会の展示プランを作り上げました。

ともに創作に火を用い、熱く輝く炎によって、素材に生命を吹き込んできた青木野枝と三嶋りつ惠。そのプリミティブな力を宿したフォルムは、自然のもつエネルギーや循環を想起させ、見る者に驚きと気づきをもたらし、私たちを取り巻く世界を新たな光で包み込みます。

Event Information

展覧会名
そこに光が降りてくる  青木野枝/三嶋りつ惠
開催期間
2024年11月30日~2025年2月16日
開館時間
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
※11月30日、12月6日・7日は秋の夜間開館のため20:00まで開館(入館は19:30まで)
入館料

一般:¥1,400(¥1,120)/大学生(専修・各種専門学校含む):¥1,120(¥890)/中・高校生:¥700(¥560)/65歳以上:¥700(¥560)

※展覧会チケットはオンラインおよび美術館正門チケット売り場にてご購入いただけます。ただし、2025年1月22日(水)・29日(水)はフラットデー開催日のため、美術館正門チケット売り場での販売はいたしません。無料・割引対象者以外はオンラインにてご購入ください。チケット販売に関する最新情報は東京都庭園美術館ウェブサイトをご確認ください。
※( )内は20名以上の団体料金/小学生以下および都内在住在学の中学生は無料/身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料/教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料

公式サイト
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京都庭園美術館 本館+新館
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
会場での撮影について

会期中は、写真撮影をお楽しみいただけます。
本展会期中は、写真撮影が可能です(一部の資料・映像・展示を除く)。
会場に掲出している諸注意を必ずご確認いただき、館内スタッフの指示に従ってください。