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企画展「滑稽にして洒脱-狂言装束の魅力-」
狂言は、能の合間に行なわれる芸能で、軽妙さに特徴を持つものですが、その装束に注目すると、美意識の方向性において能装束との大きな違いが感じ取れます。唐織や金襴、縫い取り織などの紋織物の生地で仕立てられることが多い能装束とは対照的に、狂言装束においては、麻や平絹といった平面的な生地にもっぱら染で模様が平面的に表現される点を特徴として指摘できるでしょう。主に下級武士や庶民的な人々の日常的な出来事を軽妙な動きで描写する狂言は、そもそも出発点から芸能として表現しようとするものが能とは異なっているのです。特に素襖や長裃には型染によるしゃれた反復模様が多く見られ、また半袴と組み合わせて用いられる肩衣には、観客の意表をつくような大胆奇抜な模様や可笑しみを誘うような模様が多く見られます。
本展覧会では、表情豊かな狂言面と合わせて、洒脱な表現が心を和ませてくれる狂言装束を初めて展示いたします。
Event Information
- 展覧会名
- 企画展「滑稽にして洒脱-狂言装束の魅力-」
- 開催期間
- 2024年9月30日~11月30日 終了しました
- 開館時間
-
10:00~17:00
※土曜は10:00~13:00(ただし10月12日は~17:00)
- 休館日
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日曜日
(ただし10月13日は17:00まで開館)、祝日(ただし11月4日は17:00まで開館)、10月11日・14日~16日
※休館日、開館時間が変更になる場合があります。 詳しくはカレンダーをご覧ください。
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 共立女子大学博物館