開催中
企画展「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」
本展は、「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー「株式会社ヘラルボニー」代表の松田崇弥・文登兄弟が、同郷岩手県出身の宮沢賢治の物語「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」から着想を得て企画しました。
主人公の虔十は、周囲から「少し足りない」と思われていた青年で、植物が育ちにくい土壌の中で杉苗700本を植え続けました。物語の中で杉の木は虔十の死後も育ち続け、「虔十公園林」として子ども達の遊び場になりました。
「虔十公園林」には、先入観や常識に囚われることなく「100年後の文化をつくる」というヘラルボニーの挑戦すべきテーマに通ずる要素があります。また、虔十が作り上げた公園林は現代社会における多様性の象徴とも捉えられ、ヘラルボニーの目指す共生社会の理念とも一致します。
本展では、「虔十公園林」の物語から読みとれる、信念を曲げない、価値を決めつけないなどの視点や問いを来場者と共有し、展示されるヘラルボニーのアーティスト作品を核にしながら、未来の「虔十公園林」の世界を共に作り上げることをテーマとしています。来場者は、展示スペースの一部を使って絵を描くことができ、これにはひとりひとりの気づきや行動が未来につながることへの願いが込められています。
同時に本展は架空の存在である「虔十公園林」をこの社会の中でいつか実現させたいというヘラルボニーの決意表明でもあります。
Event Information
- 展覧会名
- 企画展「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」
- 開催期間
- 2025年2月21日~3月20日
- 開館時間
- 11:00~19:00
- 休館日
-
月曜日 ※2月24日(月・祝)は開館、翌25日(火)は休館
- 入館料
無料
- お問い合わせ
-
メールでのお問い合わせはこちら
Venue Information
- 主催
- 東京建物株式会社