これから開催

落語であーっ!と展

そこまでやっちゃう?落語と美術の無理矢理コラボレーション

野村文挙《近江八景図 矢橋帰帆》1899 年 滋賀県立美術館蔵

岸竹堂《虎図》1891 年 滋賀県立美術館蔵

コンスタンティン・ブランクーシ《空間の鳥》1926 年(原型制作年) 滋賀県立美術館蔵

大辻良介《ライオン》2008 年 滋賀県立美術館蔵

塔本シスコ《オモチャカボチャ(白)》2001 年 滋賀県立美術館蔵

落語は、江戸時代に発展した日本独自の芸能のひとつです。寄席で演じられる落語の特徴は、扇子と手ぬぐいを持った噺家が語り口と所作で展開するストーリーを聴き手が想像して噺の世界を広げ、楽しむところにあります。落語のストーリーには、面白おかしな滑稽噺やしくじり談、また心に染み入る人情噺などがあり、人間の喜怒哀楽の感情が巧みに表されています。

江戸時代から語り継がれてきた噺がある一方で、新しい噺もどんどん作り出されながら今日にも落語が脈々と息づいているのは、登場人物の言動がいつの時代にも共通しそうな人間味にあふれた笑いを生み出しているからといえるでしょう。

本展では、主に当館が所蔵する山元春挙や小倉遊亀などによる日本画、志村ふくみの染織、ジョージ・シーガルなどのアメリカ美術、小幡正雄などのアール・ブリュット作品によって落語の噺を紹介します。

落語通の方はもちろん、落語を知らない方も噺とともに美術作品を味わえる、一粒で二度おいしい企画展。滋賀ゆかりの演目である「近江八景」のほか、「猫の皿」「抜け雀」「あたま山」など、くだらなくてあり得ない!けれどクスッと笑ってしまうコミカルな落語噺の世界を滋賀県立美術館のコレクション作品とともに楽しめる展覧会です。

Event Information

展覧会名
落語であーっ!と展
そこまでやっちゃう?落語と美術の無理矢理コラボレーション
開催期間
2025年4月8日~6月8日
開館時間
09:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
休館日
月曜日 (ただし5月5日と5月6日は開館し、5月7日は休館)
入館料

一般 950円(800円)、高校生・大学生 600円(500円)、小学生・中学生 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその介助者は無料

公式サイト
https://www.shigamuseum.jp/
お問い合わせ

077-543-2111

Venue Information

会場
滋賀県立美術館
主催
滋賀県立美術館、京都新聞