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没後50年 鏑木清方展
鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》(1927年)と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)は、2019年に再発見され、東京国立近代美術館のコレクションに加わりました。この三部作をはじめとする約110点の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展です。
浮世絵系の挿絵画家からスタートした清方は、その出自を常に意識しながら、晩年に至るまで、庶民の暮らしや文学、芸能のなかに作品の主題を求め続けました。本展覧会では、そうした清方の関心の「変わらなさ」に注目し、いくつかのテーマに分けて作品を並列的に紹介してゆきます。関東大震災と太平洋戦争を経て、人々の生活も心情も変わっていくなか、あえて不変を貫いた清方の信念と作品は、震災を経験しコロナ禍にあえぐいまの私たちに強く響くことでしょう。
画像はすべてⒸNemoto Akio
作品保護のため、会期中一部展展示替えがあります。
Event Information
- 展覧会名
- 没後50年 鏑木清方展
- 開催期間
- 2022年3月18日~5月8日 終了しました
- 休館日
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月曜日 (ただし3月21日、28日、5月2日は開館)
3月22日
- 公式サイト
- https://kiyokata2022.jp/
- お問い合わせ