これから開催

いま私とともにあるもの―美術の中の ‘ひと’ とその ‘周り’

村瀬恭子《watering pot》2007年
©Kyoko Murase

棚田康司《父になった少女、母になった少年》
2008年
© TANADA Koji Courtesy of Mizuma Art Gallery/Photo by Jun Kumagai

池田光弘《untitled》2007 年 copyright the artist,
courtesy Satoko Oe Contemporary

ベルナール・ビュフェ
《イーゼルのある自画像》1988年

イケムラレイコ《横たわる少女》1997/2006年
© Leiko Ikemura, Courtesy of ShugoArts, Photo by PhvM

人の姿は遠い過去から、芸術家たちによって最もよく取り上げられてきた題材です。特に絵画においては、人物が単独で描かれることは少なく、通常はその周囲の室内や風景とともに表されていました。人物の年齢、職業、社会的地位などに応じて、居住する部屋の豪華さや質素さは異なることから、その人物に相応しい部屋の描写が求められました。時代を問わず、絵画における人の姿と周囲の設定とは、不可分の関係にありました。

こうした‘ひと’とその‘周り’との関わりは、20世紀以降のアーティストたちにとっても、依然重要な関心事でした。空間をつくる芸術である彫刻では、作品があるとないとで、設置された場所の見え方がかなり違ってきます。したがって‘ひと’とその‘周り’との関係は、とても緊密になっています。

この展覧会では、20世紀以降のベルナール・ビュフェ美術館コレクションから、人の姿をモティーフにした絵画や彫刻作品を選び、‘ひと’とその‘周り’がどのような意図で、どのように表現されたのかを考えます。

[出品作家]
荒井良二、池田満寿夫、池田光弘、イケムラレイコ、加藤泉、ジャコモ・マンズー、ジュリアーノ・ヴァンジ、杉戸洋、棚田康司、西島大介、藤田嗣治、ポール・アイズピリ、丸山直文、三宅信太郎、村瀬恭子、ベルナール・ビュフェ

Event Information

展覧会名
いま私とともにあるもの―美術の中の ‘ひと’ とその ‘周り’
開催期間
2025年4月5日~7月22日
開館時間
10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
水曜日, 木曜日 (祝・休日の場合は翌金曜日を休館)
※開館情報は公式サイトをご確認ください
入館料

大人1,500円(1,400円)、高・大学生750円(650円)、中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金

公式サイト
https://www.buffet-museum.jp/
お問い合わせ

055-986-1300

Venue Information

会場
ベルナール・ビュフェ美術館
主催
一般財団法人 ベルナール・ビュフェ美術館