ビュフェの旅―新しい風景の発見
ベルナール・ビュフェは、旅をするようにアトリエを移した画家でした。生地パリで画家としての評価を確立しますが、その後南仏のナンスやエクス=アン=プロヴァンス、北仏のサン=カスト、中部のトゥルトゥールなど、フランス国内で幾度も拠点を変え、その度に移り住んだ土地の景色を作品に描きました。ビュフェにとって、アトリエを構えた土地の眺めは、描かれる対象となる重要なモティーフでした。
ビュフェが国外にアトリエを構えることはありませんでしたが、アメリカやイギリス、イタリア、日本、ギリシアなどを、仕事やプライベートで訪ねています。フランスとは異なる街のたたずまいや自然のありさまはビュフェに新たな刺激を与え、異国風景の制作に向かわせました。その成果は1959 年に行われた個展「ニューヨーク」や1963年の「ヴェネツィア風景」展、1981年に開催された「日本」展に結実しています。ビュフェの風景画は、旅の軌跡でもあるのです。
風景画はビュフェが初期から晩年まで描き続けた重要なジャンルの一つです。本展では、「旅」という行為を手掛かりに、ビュフェの風景画について考える初の展覧会となります。
Event Information
- 展覧会名
- ビュフェの旅―新しい風景の発見
- 休館日
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水曜日, 木曜日 (祝・休日の場合は翌金曜日を休館)
※開館情報は公式サイトをご確認ください
- 入館料
大人1,500円(1,400円)、高・大学生750円(650円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- ベルナール・ビュフェ美術館