とらや赤坂店ガイド

室町時代後期の京都で創業し、以来、五世紀にわたり和菓子屋を営む虎屋。
後陽成（ごようぜい）天皇の御在位中（1586-1611）より、御所の御用を勤めています。明治2年（1869）、京都の店はそのままに東京にも進出。赤坂の地にはじめて店を構えたのは明治12年（1879）で、まもなく150年を迎えようとしています。

本展では、虎屋の歴史や赤坂店の建築について、パネルで紹介します。また、虎屋所蔵の史料のうち、御所の御用に関連する「口宣案（くぜんあん）」や「御門鑑（ごもんかん）」の複製品などを展示します。