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ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と 前橋文学館収蔵資料展
平常素面の意識では出来ないことが、所詮酒の力を借りて出来るところに、飲んだくれ共のロマンチックな飛翔がある。
萩原朔太郎の酒にまつわる詩篇は、浪漫主義のような酒や飲酒への賛美や耽美的な視点とは異なります。例えば、初期作品の「宿酔(ふつかよい)」では「二日酔い」がテーマとなっており、この頃の作品としては異彩を放っていました。また酒をテーマとしたものは、詩篇以上に短歌やエッセイ、アフォリズムと幅広い作品で見られ、当時の世相や哲学、宗教、西洋文化との比較など、様々な視点から論じられています。
本展では、これらの朔太郎作品を中心に親交のあった中原中也や草野心平など、様々な人物が語る朔太郎と酒のエピソードを取り上げます。さらに朔太郎の再婚相手・大谷美津子の兄であり、杜氏で詩人でもあった忠一郎と弟・正雄との交友についても紹介。
加えて2024(令和6)年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」や、日本酒の造り方、地元群馬県の地酒、酒蔵などについても紹介します。
Event Information
- 展覧会名
- ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と 前橋文学館収蔵資料展
- 開催期間
- 2025年3月1日~5月25日
- 開館時間
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09:00~17:00
(最終入館は16:30まで)
- 入館料
一般500円
※朔太郎展示室もご覧になれます。高校生以下、障害者手帳をお持ちの方と介助者1名無料
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