これから開催
生命の樹―もうひとつの太陽の塔―
岡本太郎が1970年の大阪万博に打ち立てた太陽の塔は、計画当初から内部に《生命の樹》を擁していました。高さ41mの樹体にびっしりと実っているのは、単細胞生物から旧石器時代のヒトにいたる33種のいきものたち。4基のエスカレーターを乗り継ぎながら40億年におよぶ生物進化の足取りを一望する非日常体験に、当時の人々は目を見張ります。
「《生命の樹》は太陽の塔の“血流”だ」。岡本太郎はそう言いました。生命の尊厳とエネルギーを象徴する《生命の樹》は太陽の塔と一体不可分であり、 “内蔵”をもつ“いきもの”として太陽の塔を構想したのです。
2018年、半世紀にわたって放置されていた塔内が再生を果たしました。生物群の多くが失われ、見る影もなかった《生命の樹》は新たな形で復元され、観る者に大きな感動とインパクトを与えています。
本展はふたたび姿を現した《生命の樹》にスポットライトを当てるものです。この機会をとらえて、新たに再生後の《生命の樹》を正確に再現した縮尺1/15モデルを制作しました。巨大な《生命の樹》の全貌を鳥瞰視点でご覧いただきます。
太陽の塔の“内蔵”をどうぞご体感ください。
Event Information
- 展覧会名
- 生命の樹―もうひとつの太陽の塔―
- 開催期間
- 2025年7月2日~11月3日
- 開館時間
-
10:00~18:00
(入館は17:30まで)
- 休館日
-
火曜日 (9月23日を除く)
- 入館料
一般 650円/小学生 300円
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 岡本太郎記念館