これから開催

これからの風景

世界と出会いなおす6のテーマ

本展チラシ表面イメージ

歌川広重《東海道五拾三次(保永堂版): 蒲原夜之雪》 1833(天保4)年
頃 静岡県立美術館蔵
(展示期間:7月5日~7月28日)

クロード・モネ《ルーアンのセーヌ川》1872年
静岡県立美術館蔵

吉田博《上高地の春》1927(昭和2)年
静岡県立美術館蔵

野田哲也《Diary : Feb. 27th ‘83, in Koganei》1983(昭和58)年
静岡県立美術館蔵
(展示期間:8月19日~9月23日)

「これからの風景」展は、静岡県立美術館が約40年にわたってコレクションしてきた、さまざまな風景画・風景表現を、これまでとは少し違った切り口で紹介する展覧会です。

西洋で本格的に風景画が描かれるようになったのは、17世紀頃でした。地動説が唱えられた科学革命の時代に、それまで日々の生活の糧を得て、ときには脅威の対象であった自然を、一歩ひいて客観的に眺められるようになったことから、風景画は描かれるようになった、とも言われています。そして、キャンヴァスや紙に表現され、誰かと共有可能なものとなった風景イメージは、私たちの自然観・世界観に影響を与え、その文化や歴史に豊かな彩りを与えてきました。

詩「これからの風景」で、谷川俊太郎は、現代の超高層建築と太古からの自然の驚異とを対比しながら、変化しつづける風景の未来について惑星規模で想像するようにうながしています。近代の理性的人間像を前提とし、主に視覚を通して認識された世界の反映とも言える風景画は、多様な他者-そこには人間以外の存在も含まれます-との共生が課題となっている現代において、いかなる役割を果たしうるのでしょうか。

本展では、この問いに向き合いながら、風景画・風景表現を、鑑賞者の経験にも引き寄せやすい6つのテーマにそってご覧いただきます。ご自身の記憶や感覚と向き合いながら、描かれた風景の中に存在する他者のまなざしや感じ方に思いをはせてみてください。

鑑賞後にはまわりの風景が少し違って見えるような、そんな新しい世界と出会えることでしょう。

Event Information

展覧会名
これからの風景
世界と出会いなおす6のテーマ
開催期間
2025年7月5日~9月23日
開館時間
10:00~17:30
(展示室への入室は17:00まで)
入館料

【前売券】
一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料

【当日券】
一般:1,000円/70歳以上:500円/大学生以下:無料

【団体券】
一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料

※前売券は2025年7月4日(金)までの販売
※企画展ご入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館企画総務課へお問合わせください。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・指定難病登録者証の交付を受けている方と付添者1名は無料。
※事前予約制を実施する場合は、ウェブサイト等でお知らせします。

[前売・当日券販売場所]
・チケットぴあ[Pコード:687-186]
・セブンチケット[セブンコード:109-258]
・ローソンチケット[Lコード:42988]
・CNプレイガイド(ファミリーマート)
・静岡県立美術館
[前売券のみ販売場所]
・大和文庫
・戸田書店(江尻台店)
・静岡市美術館ミュージアムショップ

公式サイト
https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
お問い合わせ

054-263-5755

Venue Information

会場
静岡県立美術館
主催
静岡県立美術館