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企画展「中島敦の手紙展――おとうちゃんからの贈り物」

切手の写真:中島敦と長男・桓 横浜の自宅で 1937年ころ
Design & Illustration : Naoki Saito (Very Much Design)

横浜の自宅庭で 1940年8月

桓あての手紙 [1941年7月 パラオから]

桓あて絵はがき 1941年9月28日

桓・格にあてた南洋の島々からのたより。

「山月記」などの名作を遺した中島敦(1909~1942)は、作家を志しながら横浜高等女学校の教師をしていましたが、1941年(昭和16)に女学校を辞めて、南洋庁勤務のため当時日本の統治下にあった旧南洋群島のパラオ(現・パラオ共和国)へ向かいました。滞在中には当時8歳の長男・桓(たけし)と1歳の次男・格(のぼる)にあてて、身の回りの出来事や珍しい南洋の風物についてやさしく語りかけるように手紙を書き送ります。「おとうちゃん」の愛情あふれる手紙は、幼い子どもたちにとってかけがえのない贈り物となりました。本展ではこの時期の家族とのかかわりにスポットを当て、わが子へあてた手紙全81通を中心に展観します。

Event Information

展覧会名
企画展「中島敦の手紙展――おとうちゃんからの贈り物」
開催期間
2025年8月2日~9月23日
開館時間
09:30~17:00
(入館は16:30まで)
休館日
月曜日 (8月11日、9月15日は開館)
入館料

一般500円(350円)、65歳以上・20歳未満及び学生250円(200円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*(  )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロID の提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。
※2原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前に神奈川近代文学館にお電話でご相談ください。

公式サイト
https://www.kanabun.or.jp/
お問い合わせ

045-622-6666

Venue Information

会場
神奈川近代文学館
主催
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会