これから開催
企画展「焼き締め陶 ―土を感じる―」
釉薬を掛けずに高温で焼くことで、素地を固めたやきものを「焼き締め陶」と呼びます。日本では古く、朝鮮半島から高火度焼成の技術が入って誕生した古代の須恵器に遡ります。しかし、やがてガラス質の膜である「釉薬」が施された施釉陶器が誕生したことなどから、焼き締め陶は陶磁器生産の最先端から外れてしまいます。
それにも関わらず、この素朴なやきものを日本では美的価値の高いものとして、中世以降、主に茶の湯の世界で愛でてきました。中国や東南アジアで生産された南蛮物に始まり、その後は信楽や備前、伊賀などの国内の焼き締め陶が人気を博したのです。また、近代になると、新たに中世の壺(つぼ)・甕(かめ)も美的に賞玩されるようになります。焼き締め陶の魅力は、土の素朴な味わいに加え、施釉陶磁では釉薬に隠されてしまう形のシャープさ、火や灰の動きによって偶然にあらわれた窯変による躍動感です。自然を直接感じることができるやきものなのです。
本展覧会では、南蛮物から信楽・備前などの茶陶、そしてそこから中世の壺・甕に遡って、日本人が好んだ焼き締め陶をご覧いただきます。「土を感じ、愛でる」、日本独特の美意識に裏打ちされた多彩な魅力をお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
- 企画展「焼き締め陶 ―土を感じる―」
- 開催期間
- 2025年9月13日~10月19日
- 開館時間
-
10:00~17:00
(最終入館は16:30まで)
- 休館日
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月曜日 ただし9 月15 日・10 月13 日は開館、翌火曜日休館
- 入館料
オンライン日時指定予約
一般 1300円(1100円)、学生 1000円(800円)
※( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金。中学生以下は無料。
※当日券(一般1400円、学生1100円)も販売しております。(ご予約の方を優先してご案内いたします。当日券の方はお待ちいただくことがあります。混雑状況によっては当日券を販売しないことがあります。)
※2025年8月26日13:00より根津美術館ホームページで予約を受け付ける予定です。
※ご予約は1グループ10名までとさせていただきます。
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- 会場
- 根津美術館
- 主催
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