開催中
生誕120年 加藤舜陶展
分館爲三郎記念館では生誕110年を記念して “加藤舜陶展” を開催します。
陶芸家・加藤舜陶は「陶芸 灰釉系技法」の愛知県指定無形文化財保持者です。舜陶は愛知県瀬戸市で最も古い窯業地のひとつとして知られる赤津に、製陶業を営む家に生まれます。「灰釉の舜陶」として主に日展で活躍し、酸化コバルトを下地に灰釉を掛けた碧彩をつくり出し、灰釉技法の幅を広げます。その後、透明感ある釉調が特徴となる瀬戸伝統の御深井釉の研究のほか、次々に新しい技法を取り込んで灰釉の表現の幅を広げました。82年に愛知県芸術文化功労賞、87 年には勲四等瑞宝章を受章。991(平成3) 年、第23回日展において灰釉花器「悠映」で内閣総理大臣賞を受賞します。94年には「陶芸 灰釉系技法」で愛知県指定無形文化財保持者に認定されました。長年にわたり日展や新聞社が主催する公募展の審査員を務め、また、地元の瀬戸陶芸協会会長を歴任されるなど、後輩の指導・育成にも尽力しました。
今回、加藤舜陶のご子息様より、26 点の舜陶作品をご寄贈いただきました。それをご紹介するだけでなく、灰釉の舜陶として名を馳せた “加藤舜陶” を改めて多くの方に知っていただく機会と致したく、本展を開催いたします。あわせて、作品と同じく多数お預かした貴重な舜陶作品をグッズとして、爲三郎記念館のコーナーでも特別価格で販売を予定しております。
Event Information
- 展覧会名
- 生誕120年 加藤舜陶展
- 開催期間
- 2025年8月23日~9月21日
- 開館時間
-
10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
大人1200円、高大生500円、小中生は無料 作家前売り 900円(美単館券と同額)
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 古川美術館