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特別展 ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ―「線」に命を捧げた孤高の画家―

ベルナール・ビュフェ《コトドリのある静物》
1952年、油彩/キャンバス、静岡新聞社蔵
© Bernard Buffet Estate

ベルナール・ビュフェ《三隻の舟》
1950年、油彩/キャンバスに紙、静岡新聞社蔵
© Bernard Buffet Estate

ベルナール・ビュフェ《アトリエで座る男》
1949年、油彩/キャンバス、ベルナール・ビュフェ美術館蔵
© Bernard Buffet Estate

ベルナール・ビュフェ《蝶、サクランボとスミレ》
1990年、水彩/紙、阪急電鉄蔵
© Bernard Buffet Estate

ベルナール・ビュフェ《私のサーカス》
1968年、リトグラフ/紙、ベルナール・ビュフェ美術館蔵
© Bernard Buffet Estate

神経を突き刺すような黒い描線と、現実と非現実の間を漂うような、鈍い色彩に覆われた画面。ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後、混迷する時代の閉塞感と不安を可視化したともいえる画風を確立し、20歳を目前にして、一躍世界の画壇の寵児となりました。

日本でも、1960年代以降の安保闘争や学生運動が激化した時代に、その虚無的なイメージは熱狂的に受け入れられ、街頭や喫茶店の一角にも掲げられたビュフェ作品を、目にしたことがある方も多いと思います。その後もビュフェは、抽象表現へと突き進む美術の新しい動向に追随することなく、独自の具象表現を貫き続けました。しかしそのことで、通俗的、商業主義的と世間から批判を受け、次第に美術界から距離を置くようになりました。

本展では、これまで美術の歴史の中で語られることがなかったビュフェ作品を改めて問い直し、ピカソに並ぶ巨匠として再評価の機運にある、彼の視線の中にあった真実(リアル)を探ります。
出品作品は、世界で唯一のベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町)の所蔵作品から、彼が慈しみ描いた昆虫や静物のかたちを中心に、油彩、版画、資料ほか約60点を精選し紹介します。

Event Information

展覧会名
特別展 ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ―「線」に命を捧げた孤高の画家―
開催期間
2025年10月4日~12月14日
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
※10月17日、31日、11月14日の夜間開館日は19:30まで開館(入館は19:00まで)
休館日
月曜日 (ただし、10月13日、11月3日、24日は開館)10月14日、11月4日、25日
入館料

一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円
※( )内は前売り・20名以上の団体料金

※前売券は10月3日(金)まで販売中
【販売場所】
中之島香雪美術館(窓口、オンラインチケット)、フェスティバルホール・チケットセンター(※10:00~18:00)、主要プレイガイド、コンビニエンスストア、チケットぴあ(Pコード:687-302)、ローソンチケット(Lコード:55381)

公式サイト
https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
お問い合わせ

06-6210-3766

Venue Information

会場
中之島香雪美術館
主催
公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
協力

ベルナール・ビュフェ美術館

記念講演会

演題:ビュフェはなぜ嫌われたのかーー批評史における「これまで」と「いま」
講師:小針由紀隆氏(ベルナール・ビュフェ美術館館長)

日時:10月11日(土)14:00~15:30
会場:中之島会館(中之島香雪美術館隣)
参加料:500円(展覧会観覧には別途入館料が必要)
定員:280名(事前申し込み・先着順)
申込フォーム
※状況により中止の可能性があります。最新情報は、中之島香雪美術館公式サイトをご確認ください。

ナイトギャラリートーク

日時:10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金)
いずれも17:00から(30分程度)
場 所:展示室内にて
参加料:無料 ※入館料が必要です。

こども無料DAY

開催日:11月1日(土)~11月3日(月・祝)
上記日程に限り小学生~大学生まで入館無料!(保護者は有料です)
この日はおはなしも、笑うのも、泣くのもOK!
※ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします
※学生証をご提示ください

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2025年10月13日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。