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信じるココロ ―信仰・迷信・噂話

葛飾北斎「諸国瀧廻り 相州大山ろうべんの瀧」

歌川国芳「於竹大日如来 一切衆生もろもろの願をかける」

作者不詳「大都会無事」

歌川国芳「木菟に春駒」

歌川国芳「奪衣婆の願掛け」

江戸時代には、さまざまな民間信仰が庶民に親しまれました。浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、多数の寺社で毎月のように行われた縁日や、出開帳のようなイベントは数多くの人々で賑わいました。また庶民の関心は江戸市中にとどまらず、近場では江ノ島の弁財天や大山石尊社、遠方では富士山から伊勢神宮まで、人々は信仰のみならず行楽も兼ねて江戸の外へと繰り出したのです。

流行り廃りが激しいのも江戸庶民の信仰の特徴で、例えば嘉永2年(1849)には於竹如来を始めとする3つの神仏が一過性の大ブームとなります。当時の最新の世相を描いた浮世絵は、こうした流行を現代のSNSのように人々に伝え、拡散する役割を果たしました。他にも鯰が地震を起こすという迷信に基づいた「鯰絵」や、人魚が現れたというちょっと怪しいニュースを描いた作品まで、「信じる」をキーワードにさまざまな浮世絵を紹介します。

Event Information

展覧会名
信じるココロ ―信仰・迷信・噂話
開催期間
2022年2月4日~2月27日 終了しました
開館時間
10:30~17:30
入館は17:00まで
休館日
2月7日, 2月14日, 2月21日
入館料

一般 800円、大学生 600円、中学生以下無料

公式サイト
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information