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美男におわす

川井徳寛 《共生関係~自動幸福~》 2008 、鎌苅宏司氏蔵 © Tokuhiro Kawai, Courtesy of Gallery Gyokuei

山村耕花 《梨園の華 初世中村鴈治郎の茜半七》 1920 、島根県立美術館 [後期展示]

山本タカト《 Nosferatu ・罠 》 2018 、個人蔵

「美男におわす」は、絵画をはじめとする日本の視覚文化に表された美少年、美青年のイメージを追い、人々が理想の男性像に何を求めてきたかを探る試みです。
日本美術史において「美人画」とよばれることの多い女性像は、江戸時代の浮世絵や近代絵画において隆盛をきわめ、現在も高い人気を誇っています。一方、男性像に目を向けると、その時々の社会情勢や流行、男性観などが反映された作品が数多く存在するものの、「美男画」といった呼称でひとくくりにされることはありませんでした。
与謝野晶子が鎌倉の大仏の姿に自分なりの「美男」を見いだしたように、人々は男性像に理想を投影し、心をときめかせてきました。あるときは聖なる存在として、またあるときは憧れのヒーローとして、あるいは性愛の対象として、さまざまな男性像が制作され、受容されてきたといえます。

しかしながら、美術史の分野において、男性を美しいものとして表現すること、見ること、そして語ることには、まだ十分な光が当たっているとはいえません。ライフスタイルや嗜好が多様化した現在、果たして「美男画」との出逢いはどのようなものになるでしょうか。

いざ、増殖する美男の園へ。美男をめぐる旅をはじめましょう。

※ 会期中に展示替を行います。一部の作家は前期あるいは後期のみの出品となります。

Event Information

展覧会名
美男におわす
開催期間
2021年9月23日~11月3日 終了しました
開館時間
10:00~17:30
(展示室への入場は17:00まで)
休館日
月曜日
入館料

一般1200円(960円)、大高生960円(770円)
※( ) 内は20名以上の団体料金。
※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です。
※併せてMOMASコレクション (1階展示室) もご覧いただけます。

公式サイト
https://pref.spec.ed.jp/momas/
お問い合わせ

048-824-0111

Venue Information

会場
埼玉県立近代美術館
主催
埼玉県立近代美術館
巡回情報

会場:島根県立石見美術館

会期:2021年11月27日(土)~2022年1月24日(月)

取材レポート

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チケットプレゼントもご用意しています(〆切は10月19日(火)まで)。

※当選は発送をもって代えさせていただきます。