これから開催

ジュエリーは、誰を夢みる

オットー・キュンツリ ブローチ《スイス・ゴールド》1983年 厚紙、アクリル 京都国立近代美術館蔵
©Otto Künzli, VG Bild-Kunst, Bonn 2025

オットー・キュンツリ ペンダント《日の出―日の入り》1993年 アクリル 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ蔵
©Otto Künzli 撮影:渞忠之

テッド・ノーテン《Chisaka‘s Bag》2006年 リング、アクリル樹脂 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ蔵
©Ted Noten 撮影:渞忠之

新里明子 ヘッド/ノーズピース《Another Skin》 2015年 金メッキ真鍮、スワロフスキークリスタル 作家蔵

薗部悦子 ブレスレット《The Shape of Time》 2007年 カーネリアン、20Kゴールド 作家蔵

日本でジュエリーが一般的ではなかった時期に、平松保城(1926–2012)や菱田安彦(1927–1981)を中心に日本ジュエリーデザイナー協会(JJDA)が設立されたのは1964年のこと。JJDAを中心に開催された「国際ジュウリー・アート展」(西武百貨店渋谷店、1970年から1986年)は、欧米の動向を日本に紹介し、素材の価値だけではないデザインという概念を広めました。70年代後半からは、ジュエリーの特性をコンセプトとした、同時代美術と呼応する作品が日本にも紹介されます。これらはコンテンポラリージュエリーと呼ばれ、富や象徴としての役割や、着用者と見る人との関係性を逆手に取った表現が提示されます。1993年には、伊藤一廣(1948–1997)やオットー・キュンツリ(b. 1948)を中心として東京、ミュンヘン、アムステルダムによる三校合同展が始まるなど、コンセプチュアルな姿勢を持つ海外作家との交流が継続しました。現在、芸術表現としてのジュエリーの領域で、日本人作家は大きな存在感を見せます。同時に彼/彼女たちは、コンセプチュアルなジュエリーを自らのアイデンティティを問い直す方法論ともしてきました。

本展は、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ所蔵作品の大規模な公開に加え、約50年ぶりにドイツから来日する優品、また現代作家作品まで約350件により構成されます。身に着けるものに表現が侵入している、というジュエリーの可能性を、戦後の日本に視点を据えて問い直します。

Event Information

展覧会名
ジュエリーは、誰を夢みる
開催期間
2026年10月24日~2027年1月17日
開館時間
10:00~18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館し、翌火曜日は休館)、年末年始(12月29日(火)~1月3日(日))
公式サイト
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2026/468.html
お問い合わせ

075-761-4111(代表)

Venue Information

会場
京都国立近代美術館
主催
京都国立近代美術館
巡回情報

島根県立石見美術館 2027年3月20日(土)~6月21日(月)
山梨県立美術館 2027年7月3日(土)~8月29日(日)

*詳細は決まり次第、公式サイトにてご案内いたします