これから開催

ユアサエボシと戦後アヴァンギャルドの変身寓話集

池田龍雄 《生きかえった兵隊》 1954年
インク、水彩・紙 練馬区立美術館蔵

中村宏 《飛行機不時着す》 1963年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵

ユアサエボシ 《傀儡(くぐつ)の王》 2026年
アクリル・キャンバス 作家蔵

芥川(間所)紗織 《女Ⅲ》 1954年
染色・綿布 板橋区立美術館蔵

古沢岩美 《日本の70年(コウモリ・男の顔)》 1988-98年 
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵

現代美術家のユアサエボシ(1983-)と、戦後の日本でアヴァンギャルド芸術をこころざした池田龍雄(1928-2020)、高山良策(1917-1982)、中村宏(1932-2026)らの作品を「変身」をキーワードに展観します。

ユアサエボシは、古い雑誌や新聞、インターネットをもちいて集めたイメージを組み合わせ、絵画を制作しています。さらに、ユアサは絵画とともに「大正生まれの架空の三流画家 ユアサヱボシ」(1924-1987)の生涯の物語を創作して発表してきました。過去のイメージに着想を得て描くことで、架空の物故画家「ヱボシ」へと変身することから自身を「擬態派」と呼び、「ヱボシ」が生きたという戦後と現代を往還することを試みています。本展覧会でユアサは新作を発表します。それにあわせて「ヱボシ」の年譜に新たな出来事が書き加えられ、作品にまつわる新たな物語が明らかになります。
第二次世界大戦後、アヴァンギャルドの作家たちは、傷ついてゆがめられた人間やキメラ的な怪物、不気味な仮面などのイメージをとおして、戦争の記憶や戦後社会の矛盾、人間像の変容を描き出しました。これらの表現は、シュルレアリスムやルポルタージュ絵画運動に関心を寄せた作家たちの現実への深い洞察から生み出されています。彼・彼女らは見慣れた姿からの変身や変形を描くことによって、その背景にある出来事を寓話的に伝える独自の表現世界を切りひらきました。

本展覧会では、当館収蔵作家である池田、高山、中村と、彼らの表現に着目してきたユアサに加え、芥川(間所)紗織(1924-1966)、桂ゆき(1913-1991)、鶴岡政男(1907-1979)、古沢岩美(1912-2000)らを紹介します。戦後美術における「変身」のモチーフの広がりをたどることは、イメージを通じた過去との対話のあらたな機会となるでしょう。

Event Information

展覧会名
ユアサエボシと戦後アヴァンギャルドの変身寓話集
開催期間
2026年10月31日~12月27日
開館時間
10:00~18:00
(入館は17:30まで)
休館日
月曜日 (ただし、11月23日開館)、11月24日
入館料

一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円、中学生以下および75歳以上無料。
※一般以外の方(無料、割引対象者)は年齢等の確認できるものを受付にてご提示ください。
※20名以上の団体は、一般800円、高校・大学生700円。
※障害者手帳をご提示の方(介添者1名まで)は、一般500円、高校・大学生400円。

公式サイト
https://www.neribun.or.jp/museum.html
お問い合わせ

03-3577-1821

Venue Information

会場
練馬区立美術館
主催
練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2026年11月1日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。