終了

―古代エジプトからアジア、そして日本へと繋がる歴史と文化の道―

悠久のシルクロード展

平山郁夫《シルクロード行くキャラバンー西・月―》2005年

平山郁夫《シルクロード行くキャラバンー東・太陽―》2005年

「菩薩坐像」(クシャン朝) 2~3世紀

かつて東西の交通路として栄えたシルクロード。この名称は19世紀にドイツの地理学者リヒトホーフェンがその著書『China(支那)』(1巻、1877年)においてドイツ語で「絹の道」の複数形を表す「ザイデンシュトラーセン」と使用したのが最初です。その名の通り、シルク(絹)の産地中国から、はるかローマに及ぶ壮大な交易路を指します。この道を通って文物だけではなく、情報や学術等の文化、そして人々などありとあらゆるものが往き交うことで、世界は豊かになりました。そしてシルクロードは、ローマを経てエジプトの地へ、さらに中国、韓国を経て日本へ達し、文化、情報、人間の道となったのです。そして、沖縄も琉球王国時代の交易にて少なからず影響を受けています。

本展では、シルクロードの地を愛してやまなかった故平山画伯の作品と、選りすぐりの至宝を116点紹介します。尚、また、特別展示として、鎌倉初期から室町時代に制作された初公開の日本の仏像や、京都の大佛師(四天王寺大仏師・成田新勝寺大佛師)松久宗琳が制作した貴重な仏像を展示、さらに奈良の唐招提寺におさめられている平成時代の仏像彫刻家による薬師如来立像を合わせて紹介します。

Event Information

展覧会名
―古代エジプトからアジア、そして日本へと繋がる歴史と文化の道―
悠久のシルクロード展
開催期間
2022年4月5日~5月8日 終了しました
開館時間
09:00~18:00
(金・土は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
入館料

一般 1,300円、大学・高校生 900円、中学・小学生 500円

公式サイト
https://okimu.jp/exhibition/silkroad/
お問い合わせ

098-941-8200(代表)

Venue Information

会場
沖縄県立博物館・美術館 企画・特別展示室1・2
主催
一般財団法人沖縄美ら島財団、株式会社琉球新報社、株式会社宣伝