終了

市制90周年記念 工藤麻紀子展

花が咲いて存在に気が付くみたいな

工藤麻紀子《菜の花ラーメン》2020 年
タグチアートコレクション
Photo by Kenji Takahashi
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery 

工藤麻紀子《もうすぐ衣替え》2003 年
高橋龍太郎コレクション
Photo by Shigeo Muto
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

工藤麻紀子《彗星》2014 年、作家蔵
Photo by Kei Okano
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

工藤麻紀子
《迷子か家出かポケモンかもしれない》2019 年
作家蔵
Photo by Kenji Takahashi
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

工藤麻紀子《空気に生まれかわる》2020 年
棟田響氏蔵
Photo by Kenji Takahashi
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

工藤麻紀子《春から夏の思い出》2021 年
OKETA COLLECTION
Photo by Kenji Takahashi
©Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

工藤麻紀子(1978-)は、青森県に生まれ、2002年に女子美術大学油画科を卒業。2014年から5年間平塚市内にアトリエをかまえ、現在まで個展を中心に活動しています。大学在学中より注目され、現代の絵画表現を紹介するグループ展でも継続的に取り上げられるなど、日本のアートシーンを語るうえで欠かせない画家のひとりに数えられます。

工藤は色面による構成と装飾的な表現により、日常の生活を題材にした心象風景を描き続けています。デビュー当初は鮮やかな色彩とポップなイメージを強調した作風で脚光を浴びました。視点を混在させた構図やコラージュのようなモチーフの配置など、画面の構成力には卓越した技術があり、マティスやボナールに通じる色彩と装飾性を兼ね備えた作品は国際的にも高く評価されています。

身近な出来事に対する思いを作品に投影させる描き方は初期から一貫したものです。その画面には普段の生活で見聞きしたもの、住む土地や記憶が一体となって、夢の中のような混沌とした風景が広がっています。それと同時に、作品を見る人にとって、記憶にある風景や出来事を呼び覚ます、親密さとストーリー性も有しています。

このような作品を実際にじっくりと見れば、現代の絵画表現に馴染みのない人にとっても、イメージの中に身をゆだねる楽しさや発見をともなう体験となることでしょう。
本展は国内美術館における工藤の初個展となり、新作とインスタレーション作品を含む約120点により現在までの活動を紹介します。

Event Information

展覧会名
市制90周年記念 工藤麻紀子展
花が咲いて存在に気が付くみたいな
開催期間
2022年7月9日~9月11日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
休館日
月曜日 (ただし休日の場合は開館し、翌日休館)
入館料

一般 800円、高大生 500円
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添 1 名は無料
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は 3 割引

公式サイト
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/index.html
お問い合わせ

0463-35-2111

Ticket Present

本展のチケットを5組10名様にプレゼント!
〆切は2022年7月24日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。